Microsoftアカウント、二要素認証に対応か:セキュリティコード生成アプリ「Authenticator」もすでに登場
Windowsサービス情報サイトの「LiveSide」は4月9日、Microsoftアカウントに近く二要素認証機能が導入される見通しだと伝えた。
Windowsサービス情報サイトの「LiveSide」は4月9日、Microsoftアカウントに近く二要素認証機能が導入される見通しだと伝えた。Windows Phone Storeには、Microsoftアカウント向けのセキュリティコード生成アプリ「Authenticator」がすでに登場している。
LiveSideはMicrosoftアカウントの「二段階認証」設定画面のスクリーンショットを掲載した。この機能を設定すると、Microsoftアカウントにログインする際に、パスワードに加えてセキュリティコードの入力を求められるようになるという(信頼できるPCリストに登録されている端末を除く)。
このセキュリティコードを生成するのがAuthenticatorアプリだ。Windows Phone Storeに記載された説明によれば、ユーザーはバーコードをスキャンするか、秘密鍵を手作業で入力することによって、自分のMicrosoftアカウントをこのアプリに追加できる。
LiveSideによると、MicrosoftアカウントのWebサイトでも間もなく、Authenticatorアプリと自分のアカウントを連携させる機能を提供予定。中には二段階認証をサポートしていないアプリや端末もあるが、その場合はMicrosoftアカウントのWebサイトでアプリパスワードを生成し、それを入力すればログインできるという。
二要素認証がいつから導入されるのかは不明だが、近いうちに登場するのは確実だとLiveSideは予想。Googleのアカウントはすでに二要素認証に対応しており、Microsoftの対応はユーザーにとって歓迎すべきことだと評価している。
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