フリーウェアとして正式公開、「SoftEther VPN 1.0」:オープンソース化に向けた作業も
SoftEther VPNプロジェクトは2013年7月26日、フリーウェアのVPNソフト「SoftEther VPN 1.0」の正式版をリリースした。
SoftEther VPNプロジェクトは2013年7月26日、フリーウェアのVPNソフト「SoftEther VPN 1.0」の正式版をリリースした。ソフトイーサが開発した商用VPNソフト「PacketiX VPN 4.0」と同等のコードを基に開発されており、性能や対応プロトコルもまったく同等という。
SoftEther VPN 1.0は、SSL VPNやL2TPをはじめ、複数のVPNプロトコルに対応したVPNソフトウェアだ。WindowsのほかLinux、Mac、FreeBSD、Solarisで動作し、手元のPCから社内のローカルネットワークなどへVPNで簡単にリモートアクセスできる。L2TP/IPsecサーバ機能を利用すれば、PCだけでなく、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンやタブレット端末からのリモートアクセスが可能だ。
SoftEther VPN 1.0は、「PacketiX VPN 3.0」をベースとしたオープンソースのVPNソフト「UT-VPN」の後継に当たる。これまで、RC(リリース候補)版として公開してきたが、正式リリースに合わせ、日本語版Webサイトも公開した。
なお、企業向けの商用製品であるPacketiX VPN 4.0では技術サポートが提供されるが、SoftEther VPN 1.0はフリーウェアで無償で使用できる代わり、サポートは提供されない。現在SoftEther VPNプロジェクトでは、SoftEther VPN 1.0のオープンソース化に向けた作業を進めており、2013年半ばにソースコードを公開する予定という。
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