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ワンビが遠隔データ消去製品を強化、遠隔ロック機能を追加「端末の紛失は起こる」を前提に対策

ワンビは2013年8月8日、盗難や紛失に遭ったPCやタブレット上のデータを遠隔から消去できるサービス「TRUST DELETE Biz」をリリースした。

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 ワンビは2013年8月8日、盗難や紛失に遭ったPCやタブレット上のデータを遠隔から消去できるソフトウェア「TRUST DELETE」を強化し、クラウドベースで提供するサービス「TRUST DELETE Biz」としてリリースした。

 TRUST DELETEでは、あらかじめ「消去対象データ」として指定した機密情報や知的財産に関する情報、個人情報などを遠隔から消去できる。もし端末が盗難や紛失に遭った場合には、管理サーバに消去を命令することにより、インターネットもしくはSMS経由で端末に消去命令が届き、消去が実行される仕組みだ。また、一定時間インターネットに接続できない状態が続いた場合には、データを不可視の状態にして第三者から隠蔽することも可能だ。

 同社の代表取締役社長、加藤貴氏は、データの遠隔消去が求められる理由を「たとえデータを暗号化していても、脆弱なパスワードが設定されていれば意味がない。また、ヒューマンエラーを完全になくすこともできない」と説明し、端末の紛失などは起こり得ることを前提に対策することが重要だと述べた。

 TRUST DELETE Bizでは、こうした遠隔からのデータ消去機能に加え、キーボードやマウス、ディスプレイでのタッチ操作などをロックする「遠隔ロック」機能や、GPSや無線LANのアクセス情報を活用してPCやタブレット端末の位置情報を取得する機能を追加した。インテル スマート・コネクト・テクノロジーを搭載した端末については、スリープ状態になっていてもインターネットに接続させ、消去やロック命令を受け取らせることも可能。

 TRUST DELETE Bizの価格は、10ライセンスの「スターターパック」で年間4万9800円(税別)から。9月17日から提供を開始する。

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