空中ジェスチャ操作デバイスLeap Motionとは:PC制御UIの最先端Leapアプリ開発入門(1)(3/3 ページ)
画面タッチやマウスなどのように“触れる”ことなく空中ジェスチャでPC操作が可能な新しいデバイスLeap Motionを使い、これまでにないアプリを開発しましょう。初回は概要を解説します。
Leapの面白さを体感するためのアプリ6選
実際にいくつかのアプリをインストールして、試してみたので、ご紹介します。
【1】Leapで遊ぶジェンガ「Block 54」
「Block 54」はLeapで遊ぶジェンガです。親指と人差し指で積み木をつまんでいきます。Leapの指先検出とジェスチャを生かしたゲームであり、Leapでなければ実現できないアプリともいえるでしょう。
【2】iPhoneなどでおなじみのゲーム「Cut the Rope」
「Cut the Rope」はiPhone/iPad/Android/Mac/PC/Windowsストアアプリとしても公開されているゲームです。Leapでは指先でフリックしてロープをカットします。
【3】魚を操る癒し系アプリ「Flocking」
「Flocking」では指先にライトが灯り、そのライトに誘われて魚群が回遊しているアプリです。きれいなパーティクルと滑らかな3Dアニメーションが楽しめます。
【4】分子構造をジェスチャで操作するアプリ「Molecules」
「Molecules」はDNAやカフェインなどの分子構造をジェスチャで操作するアプリです。手を開いて前に突き出すと拡大縮小、手を握ると操作をロックなど、さまざまなジェスチャを使って3Dモデルを操ります。NUIにおける医療現場の利用シーンが伺えます。
【5】ステージを回転させる対戦ゲーム「Shimsham」
「Shimsham」はLeap1つで2人で遊ぶゲームです。画面を左右に2分割し、プレーヤーがそれぞれのステージを回転させて遊びます。自駒をターゲットに接触させることが目的となり、そのポイントを競います。
【6】Leapの3D操作を生かせる「Google Earth」
Leapは既存のアプリにプラグインとして組み込むことも可能です。Google Earthではプラグインとして、Leapをコントローラ化します。指先1つで世界中を巡ることができるでしょう。
ポインティングデバイスとして利用する
筆者も早速アプリをLeapで操作できるようにしてみました。空間を撫でると、そこから絵が浮かび上がるアプリです。
といっても、これはもともとマウスカーソルに対して反応するアプリで、マウスカーソルは「Touchless For Mac」を使ってLeapで操作しています。そのため、アプリが直接Leapとやりとりしているわけではありません。
Touchless For MacはLeapで取得した点座標をマウスカーソルに変換し、指先をポインティングデバイスに変換するアプリです。もちろんWindows版もあります。
実は前述したCut the Ropeも同じ仕組みでできていて、マウスで遊べるようになっています。他にもジェスチャを利用せず、指先の点情報だけをうまく扱ったアプリが多数公開されています。
次回はいよいよLeapアプリ開発に挑戦します! 初めの第一歩として、さまざまな言語やプラットフォームで指先の点情報を取得してみましょう。
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