【編集長】内野の視点――スマートデバイス管理は、今あらためて見直すべきタイミング
昨今、スマートデバイスの業務利用がもはや当たり前のものとなっています。例えば訪問先での商談など、「その場で必要な情報を閲覧したい」「承認を取りたい」シーンは日常的に発生します。いつでもどこでもデータを見たり、システムにアクセスしたりできることは、業務の機動性を高める上で不可欠な要素と言えるでしょう。
ただし、データやシステムに柔軟にアクセスできるということは、情報漏えいなどのセキュリティリスクも増大するということ。かといって、いたずらにセキュリティ対策を打てば、機動性というメリットを損なう他、管理の手間やコストも増大してしまいます。よって、BYODという言葉とともにスマートデバイスが企業に浸透し始めたころから、「機動性とセキュリティをどう両立するか」は、常に課題であり続けてきました。
特にセキュリティ対策で重要なのは、種類が複数あるデバイス、OS、ブラウザーにいかに手間なく対応できるかということ。Webサイトの閲覧制御、社内システムへのアクセス権限管理をきめ細かく行えることも、安全にメリットを享受するポイントとなります。また、こうした各対策をポイントソリューションの組み合わせで実現するのではなく、一元管理できることも、対策を確実かつ手間なく行う上で見逃せない要件と言えるでしょう。
本リリースで注目されるのは、そうしたスマートデバイス管理のセオリーをしっかりと押さえながら、クラウドサービスとして提供されること。運用の手間とコストを低減できる他、スマートデバイスからの通信をVPN経由でクラウド上のゲートウェイに一元化していることも、複数のセキュリティ対策を確実化する上でシンプルかつ有効な仕組みと言えます。スマートデバイスの企業導入はすでに一巡した取り組み。導入済みの企業も、今の管理体制を見直してみると、効率化の思わぬ発見があるのではないでしょうか。
ALSI スマートデバイス向け 統合セキュリティサービス「InterSafe MobileSecurity」
専用ブラウザ不要、Safariでフィルタリングを実現 社外から社内システムへ安全なアクセスが可能
サービス名 | スマートデバイス向け統合セキュリティサービス「InterSafe MobileSecurity」 |
---|---|
販売開始日 | 2015年6月1日 |
ターゲット | 企業、官公庁、自治体 など |
主な機能 | Webフィルタリング、アプリ利用制御、IPsec-VPN、拠点間VPN、Firewall、MDM、ポリシー 違反・挙動検知、HTTPSデコード、アプリケーション配布、アクセスログダウンロードなど |
提供価格(※1) | 【1】基本セキュリティサービス ・・・年額 6,000円 <オプション> 【2】マネージメントオプション ・・・年額 4,800円 【3】拠点間VPNオプション ・・・年額 7,200円 【4】HTTPSデコードオプション ・・・年額 1,200円 【5】ログプラスオプション ・・・年額 120,000円(1契約あたり) |
販売目標 | 初年度 30,000ライセンス |
詳細情報URL | http://www.alsi.co.jp/security/ismb/ |
販売開始の背景
昨今、業務効率の向上や運用コストの削減などを目的に、業務でスマートデバイスを利用する企業が増えております。しかし、利用ルールの周知やセキュリティ対策などを行わずに業務用端末を従業員に貸与すると、様々なリスクやトラブルが発生することが考えられます。
ALSIが実施した「第12回 組織でのインターネット利用実態調査」(※2)によると、会社から付与されたスマートデバイスを利用している約7割が、業務とは無関係のサイトを閲覧しており、閲覧時間は最長で1日4時間以上にも及んでいるという結果が出ております。また、約4割の利用者が業務に無関係なアプリをインストールしたことがあると回答したほか、約2割の利用者が業務時間中に個人アカウントでSNSなどに書き込みをしたことがあるという結果も出ております。一方企業は、セキュリティ対策を導入する目的として、「情報漏洩防止」「ウイルス・スパイウェアなどの侵入予防」「業務に関係のないサイトやアプリの制限」に対するニーズが高く、私的利用や書き込みに対するリスクへの対策に関心が集まっております。
このような背景によりALSIは、企業が従業員に貸与するスマートデバイスを安全に利用するための統合セキュリティサービスとして「InterSafe MobileSecurity」の販売を開始いたします。
「InterSafe MobileSecurity」の特長
【1】専用ブラウザ不要、「Safari」でWebフィルタリング
VPNで通信を一括管理するため、業界で唯一(※3)「専用ブラウザ」不要でWebフィルタリングができるサービスです。Webサービスやアプリがサポートする「Safari」をそのまま利用することができるため、既存システムとの親和性が高く、専用ブラウザの検証コストも不要で、運用・管理の負担を軽減します。
標準ブラウザ「Safari」、アプリ内ブラウザ、その他のブラウザの全てがフィルタリングの対象となるため、利便性を維持しながら、管理者が許可した信頼性の高いサイトにのみアクセスすることが可能となります。また、iOS端末ではメールの本文などに書かれているURLのリンクを直接開くことができるブラウザは仕様上「Safari」のみであるため、専用ブラウザのように操作性を落とすことなく、普段通りの業務環境を維持します。
【2】多彩なWebフィルタリング機能による柔軟なWebアクセス
国内Webフィルタリング製品最大クラス147カテゴリと、セキュリティを重視したカテゴリにより、柔軟なフィルタリングとセキュアなモバイルアクセス環境を実現します。
SNSや掲示板への閲覧は許可し、書き込みのみ規制をすることができるほか、情報漏洩や私的利用リスクの高い単語を登録することで、検索・書き込みをキーワード単位でブロックすることもできます。また、許可されていないサイトにアクセスした際に警告画面を表示し、利用者に注意を促すこともできます。新規取引先など、業務で使用するサイトへのアクセスを管理者に許可してもらうための「規制解除申請」も画面上から行うことができます。そのほか、グループ単位で曜日や時間帯別にフィルタリングルールのスケジュール設定をすることもできます。
【3】アプリケーション利用制御
一般的なMDMでのアプリケーション制御は、「App Store」の利用を一律で禁止していますが、必要なアプリの追加インストールやバージョンアップが一切できなくなってしまうため、運用上の障壁となっていました。
「InterSafe MobileSecurity」は、管理者が設定した「ホワイトリスト」か「ブラックリスト」に応じて、個別に制御することが可能なため、より柔軟なアプリ制御を実現します。
【4】社外から社内システムへの安全なアクセス
拠点間VPNを利用することにより、社外から社内のファイルサーバや社内専用ポータルサイトなどに安全にアクセスすることができます。
社外からモバイル端末を使用して社内にアクセスする場合、自動でVPN接続され、社内まで一貫して通信を保護することができます。
※掲載されている会社名及び商品名は各社の商標または登録商標です。
※1:提供価格は全て税別です。利用の際、【1】基本セキュリティサービスは必須です。【2】マネージメントオプションはアプリ利用制御、ポリシー違反・挙動検知、アプリケーション配布、アクセスログ管理、【3】拠点間VPNオプションはお客様社内へVPNで接続、【4】HTTPSデコードオプションはHTTPS通信を解析することができるオプションメニューです。「InterSafe MobileSecurity」を導入する際、1契約あたり100,000円の初期費用が必要です(初回のみ)。拠点間VPNオプション利用時の初期費用は200,000円となります。
※2:調査対象は従業員数500名以上の法人で、従業員・職員にスマートデバイスを個人専用端末として貸与している法人に勤めるシステム管理者、従業員・職員。
※3:2015年5月26日時点(当社調べ)。
このリリースに関するお問い合わせ先・取材受付先
アルプス システム インテグレーション株式会社 URL http://www.alsi.co.jp/
〒145-0067 東京都大田区雪谷大塚町1-7
広報担当:桑野 宏子( kuwano@alsi.co.jp ) TEL:03-5499-8043 FAX:03-3726-7050
もっと詳しく知りたい方に
おすすめの資料をダウンロードすることができます。ご覧になりたい製品にチェックを入れ、「資料ダウンロード」ボタンを押して下さい。
- キーマンズネット会員の方は、こちらからログインしてご利用下さい。
- 別ウインドウでキーマンズネットのページが開きます。
- キーマンズネット会員では無い方もご利用いただくことができます。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
提供:アルプス システム インテグレーション株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年12月27日
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.