ITエンジニア向けのリアルカードゲーム、「ITプロジェクト要件定義ゲーム」が登場:他社動向とリスク管理を考えながら、“ギリギリ”を目指す
ITプロジェクトの要件定義を題材としたITエンジニア向けのカードゲーム「Fat Project」が発売された。
Village Vanguard Webbedは2017年6月27日、ITプロジェクトの要件定義を題材としたカードゲーム「Fat Project」をヴィレッジヴァンガードオンラインストアで発売した。価格は2268円(税込)。
Fat Projectはブラックジャック風のルールで遊ぶアナログカードゲーム。用意される18枚のカードには、「クラウド活用」「モノのインターネット(IoT)」「人工知能」「サポート切れ」「20万人月」などの顧客要望と評価点が書かれており、「合計16点」を目指してプロジェクトの要件内容を決めていく。評価点は、「クラウド活用」は1点、「モノのインターネット(IoT)」は2点、「人工知能」や「サポート切れ」は4点、「20万人月」は8点など。17点を超える(=クライアントの要望に応えすぎて赤字案件になる)と負け、一方、点数が少なすぎても負け(=他社に案件を奪われる)となる。
カードによっては、トラブルの元になる「特殊効果」を持つものもある。例えば、「20万人月」カードは「その他に8点のカードがあったら負け」。「外部委託」カードは「最小点数のカードを左のプレーヤーに渡す」といった具合。カード枚数が少なく、各カードには同じカードが全部で何枚あるかも書かれているので、「カウンティング」が勝負の要となりそうだ。
ただし2017年6月28日現在、残念ながら完売したようだ。制作者によると「再生産は未定ですが、欲しいという声が多ければ頑張ってお金をためて増産します(時期は未定ですが……)」とのことだ。
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