検索
Special

PCI DSS準拠のデータ管理基盤も短期間でかんたん構築「MiniCluster S7-2」で今すぐセキュア&高性能なプライベートクラウド基盤を手に入れる「Solarisは分からない!」という企業も心配はご無用(2/3 ページ)

社会のさまざまな領域でデータ活用が加速する今日、「セキュアで高性能なプライベートクラウド基盤を短期間で構築したい」というニーズは高い。例えば、2018年3月までのPCI DSS準拠が迫っているEC業界などは、その一例だ。この悩みを解決するのに最適なシステム基盤としてオラクルが提供しているのが「Oracle MiniCluster S7-2」である。なぜSPARCなのか。なぜSolarisなのか。プライベートクラウド基盤アプライアンスに対するオラクルの戦略も交えながら、その理由を探ろう。

PC用表示
Share
Tweet
LINE
Hatena
PR

エキスパートがいなくても大丈夫 バーチャル・アシスタントがセットアップ/運用を自動化

photo 日本オラクル クラウド・システム事業統括 ソリューション本部 サーバーソリューション部 Master Principal Sales Consultantの大曽根明氏

 前述した3つの特長のポイントを具体的に解説していこう。

 日本オラクルでSPARC/Solaris製品に関するセールスコンサルタントを務める大曽根明氏(クラウド・システム事業統括 ソリューション本部 サーバーソリューション部 Master Principal Sales Consultant)は、「ハードウェアとソフトウェアが事前に構成/検証済みのEngineered Systemsとして、“間違いのないシステム基盤”を短期間で構築できることが、Oracle MiniCluster S7-2を使うメリットの1つ」だと話す。

 「汎用サーバ製品を用いる場合、システム基盤の構築から設定、最適化、検証までに数カ月かかるのが一般的です。しかしOracle MiniCluster S7-2ならば数日、早ければ1、2日で導入を完了し、その状態でOracle Databaseを高速に実行することができます」(大月氏)

MiniClusterの導入コストメリット

 これを、SPARC/Solarisのエキスパートがいない企業だとしても、簡単な画面操作で用途に最適化したシステムを構成できることが大きなポイントだ。

 「LinuxやWindowsからの移行を検討しているお客さまの中には、Solarisはハードルが高いというイメージをお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。しかし、Oracle MiniCluster S7-2ならば心配は要りません。アプリケーションに関しては他のOSからの移行作業が発生しますが、Oracle Databaseについてはデータベースを移すだけで済み、Solarisをほとんど意識することなく、場合によってはGUIベースの操作だけでセットアップが完了します」(大曽根氏)

 その簡単セットアップを実現しているのが、Oracle MiniCluster S7-2に搭載された「バーチャル・アシスタント」だ。これはOSやデータベース環境、アプリケーション環境(仮想化環境)のセットアップ/運用を支援するツールであり、日本語化されたGUIを使い、下図に示す項目の設定をビジュアルベースで行うことができる。

バーチャルアシスタントによる効率の追究
日本語にも対応した支援ツール

 「Oracle MiniCluster S7-2では、Oracle Real Application Clustersを用いたデータベースのインストールから設定、デプロイまでの作業が、全てバーチャル・アシスタントで行えます。通常ならばOracle Databaseのエキスパートが数日かけて実施する作業が、わずか4時間程度で完了します」(大曽根氏)

数時間でセットアップ、構築が完了

 OSのパッチ適用や簡単なアップデートもビジュアルに行えるので、これまでSolarisを使ったことがない企業でも安心して導入できるというわけだ。

システムパッチと簡単なアップデート作業

Software in Silicon技術でOracle Databaseを高速かつ安全に実行

 簡単に導入した後は、高いパフォーマンスでシステムを稼働させられる点も大きな魅力だ。Oracle MiniCluster S7-2に搭載されたSPARC S7プロセッサはコア当たりの性能が高いことを大きな特長としており、その性能の高さは各種の業界ベンチマークテストでも証明されている。データベースのみならず、Javaアプリケーションに関しても同クラスの他社サーバ製品と比べて高い性能を発揮する。

Software in Siliconの優位性

 また、Software in Silicon技術により、Oracle Databaseを高速かつ高効率で実行するための各種機構をプロセッサに内蔵していることもポイントだ。SQL処理の高速化に加えてインメモリデータベース処理の高速化も実現しており、「大量のデータを高速に処理したい」といったニーズにも対応する。

Oracle Database 12c In-MemoryでSQL高速化+メモリ高効率化

 日本に先行してリリースされた欧州や米国では、Oracle MiniCluster S7-2の高いパフォーマンスが実現する“高集約率”という利点を生かし、アプリケーションやデータベースの統合基盤のリプレース先として導入する企業が多いと大月氏は話す。

 「例えば欧州の大手通信会社様では、それまで多数のx86サーバで運用していたアプリケーション/データベース統合基盤を1台のOracle MiniCluster S7-2にリプレースされました。これにより、サーバマシンの台数を11分の1に減らし、フロアスペースや電力コストを大きく削減しています」(大月氏)

MiniCluster導入事例

提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2017年10月19日

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

特集ページ

関連記事

クラウドの利用やビッグデータの活用など、企業のIT環境は変革期を迎えている。そのIT基盤を支える技術として、あるハードウェアアーキテクチャを再評価する機運が高まっている。その最新動向を追う。

金融や通信、小売など幅広い業界の企業システムとして長年支持を集めてきたプラットフォームが今、大きな進化を遂げようとしている。どのような将来像を提示するのだろうか。

三井住友海上あいおい生命保険では、保険契約に関するシステム基盤を全面更改し、2015年1月から本稼働を開始している。切り替え作業に要した時間はわずか2日足らず。「全く不安がなかった」と信頼を寄せる技術とは。

ページトップに戻る