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いま最も勢いのあるフレームワークやツールは? 「State of JavaScript 2025」1万3002人が回答、Web開発エコシステムのトレンドが明らかに

Devographicsは、JavaScriptの年次利用動向調査「State of JavaScript 2025」の結果を発表した。フレームワークやツールのユーザー数、人気、満足度、評価度などを明らかにしている。

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 Devographicsは2026年2月3日(米国時間)、JavaScriptの利用動向に関する年次調査「State of JavaScript 2025」の結果を発表した。

 同調査は2025年9月24日〜11月10日にオンラインで実施され、JavaScriptを開発に利用する1万3002人から回答を得た。回答が多かった上位5カ国は、米国(16%)、ドイツ(8%)、フランス(7%)、英国(5%)、ロシア(3%)。日本の順位は前年調査の21位から7位に上昇した(340人が回答)。

 同調査の目的は、Web開発エコシステムにおけるトレンドを把握し、開発者の技術選択を支援することだ。レポートでは、2025年のJavaScriptエコシステムの全体像をさまざまな角度から示している。調査結果は、言語機能、ライブラリ、他のツール、使用状況、リソース、回答者の属性といったカテゴリー別に報告されている。

 調査結果のハイライトは次の通り。

JavaScriptで最も勢いのあるフレームワーク、ツールは?

 State of JavaScriptでは、JavaScript技術の全体的な利用動向を紹介するため、人気度や使用状況の変化を時間軸で表現したグラフを使って調査結果をまとめている。次の図にある個々の線を確認することで、ユーザーの傾向が時間とともにどう推移しているのかが分かる(線の色が最も濃い終端が2025年のデータ)。

フレームワークやツールの人気度、使用状況の変化(提供:Devographics)
フレームワークやツールの人気度、使用状況の変化(提供:Devographics)

 それぞれの線は、利用可能なデータの最も古い年から最新の年に向かって描かれている。縦軸は上に行くほど、その技術のユーザーが多いことを示し、横軸は右に行くほど、肯定的なユーザー(「学習したい」あるいは「利用経験があり、今後も使い続けたい」と考えているユーザー)が多いことを表す。人気度と使用率については、上昇した技術を緑の線、下降した技術を紫の線で示している。上昇/下降率は、色の濃さで表現している。

 ユーザー数が多く、肯定的なユーザーが多いのは、React(ライブラリ)、Vite(ビルドツール)、Jest(テストツール)、Express(フレームワーク)だった。ユーザー数が最も多いのはwebpack(モジュールバンドラ)だが、否定的なユーザーも増加している。Vue.js(フレームワーク)は2022年以降、使用率/人気度ともに微増している。

人気のライブラリと、技術別に見るユーザーの評価

ライブラリの満足度

 ライブラリの満足度(「また使用する」回答者の割合)について、「90%以上」「80〜90%」「60〜80%」「60%未満」のグループにまとめた結果は、下図の通り。

ライブラリの満足度リスト(提供:Devographics)
ライブラリの満足度リスト(提供:Devographics)

 フロントエンドフレームワーク、メタフレームワーク、バックエンドフレームワーク、テストツール、ビルドツールの5カテゴリーに分類されている。なお、使用率が10%未満のライブラリは含まれていない。

技術別に見るユーザーの評価

 2025年時点の各技術の満足度とユーザー数の結果は、下図の通り。縦軸は満足度を、横軸はユーザー数を表している。

各技術の満足度とユーザー数(提供:Devographics)
各技術の満足度とユーザー数(提供:Devographics)

 同調査では、各技術を4つの象限で分類している。第1象限(右上)は、ユーザー数が多く、満足度も高いため、安心して採用できる技術だ。React、Jest、Vite、Expressが含まれている。

 第2象限(左上)は、ユーザー数は少ないが満足度が高く、注目する価値のある技術が示されている。

 第3象限(左下)は、ユーザー数は少なく、満足度も低い。つまり、現状では推奨しづらい技術だ。TestCafe、WebdriverIO、Stencil、Gatsby、Selenium、Angularが含まれている。

 第4象限(右下)は、ユーザー数が多いものの、満足度が低い。現在のシステムに採用している場合は、代替ツールの検討や移行を含めて見直すべき技術だ。ここにはwebpackのみが含まれる。

5つの観点で注目を集めた技術を表彰

 State of JavaScript 2025では、5つの観点別に、注目を集めたライブラリやツールなどを次のように表彰している。

最も採用された技術

 「使用したことがある」回答者の割合が前年比で最も伸びた技術は以下の3つだ。

  1. Vitest(テストフレームワーク):14ポイント増
  2. Playwright(テストツール):14ポイント増
  3. Turbopack(インクリメンタルバンドラ):9ポイント増

最も評価された技術

 肯定的な意見を持つユーザーの割合が最も高い技術は以下の3つ。

  1. Vite:98%
  2. Vitest:97%
  3. Hono(フレームワーク):95%

最も関心を持たれた技術

 「学習したい」回答者の割合が最も高い技術は以下の3つ。

  1. Vitest:83%
  2. Rolldown(バンドラ):80%
  3. Playwright:76%

記述回答が最も多い技術

 記述回答が最も多く寄せられた技術は以下の3つ。

  1. fnm(ノードバージョン管理ツール):319件
  2. TanStack Start(フレームワーク):235件
  3. oxlint(リンター):123件

コメントが最も多いライブラリ

 コメントが最も多く寄せられたライブラリは以下の3つ。

  1. Next.js(フレームワーク):69件
  2. webpack:59件
  3. React:51件

JavaScriptで苦労していること、欠けていると感じる機能

 State of the JavaScript 2025では、開発者がJavaScriptで苦労している点や、欠けていると感じる機能も明らかにしている。

 「JavaScript言語に関して、つらいと感じるところは何ですか」という質問に対して、回答者の28%が「静的な型の欠如」、10%が「日付」、7%が「TypeScriptサポート」および「ブラウザサポート」を挙げている。

JavaScriptで苦労していること(提供:Devographics)
JavaScriptで苦労していること(提供:Devographics)

 「どんな機能がJavaScriptに足りていないと思いますか」という質問に対しては、回答者の55%が「静的型付け」を、48%が「標準ライブラリ」を、30%が「Signals(状態や値の変化を自動的に追跡し、UI〈ユーザーインタフェース〉へ反映する仕組み)」を挙げている。

JavaScriptに欠けていると感じる機能(提供:Devographics)
JavaScriptに欠けていると感じる機能(提供:Devographics)

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