これから始める人のための最新Cognitive Services入門:AI・機械学習のクラウドサービス(6/7 ページ)
「AIの民主化」、全エンジニアがAIを活用する時代を迎えようとしている。多彩なAIサービスをWeb API形式で提供するCognitive Servicesでは何ができるのか? この記事で必要十分な基礎知識を素早く獲得しよう。
検索 ― Search ―
Bing Web Search APIBing Image Search APIBing News Search APIBing Video Search API
Bing Web Search APIは、Bing.com/Searchとほぼ同様のWeb検索ができるサービスだ。検索時にパラメーターを指定することで、回答のフィルタリングやランキング表示、順位付け、検索結果の画像のサムネイル表示などをすることもできる。
その他のAPIは、画像(Image)、ニュース(News)、動画(Video)に特化した検索のAPIだ。通常のWeb検索と比べて、メタデータがより多く取得できるといった利点がある。
Bing Autosuggest API
検索ワードを入力する際、入力補助をするAPIだ。Bing.com/Searchで表示される入力補助の機能と同等のものと考えてよい。Searchに関連するAPIを利用する際は、このAPIを一緒に利用することで利便性が向上するだろう。
Bing Custom Search(プレビュー)
独自の検索サービスを構築するための機能である。検索する範囲(サイト)を指定し、検索のクエリに応じて検索結果をカスタマイズできる。
Bing Entity Search API(プレビュー)
Bing Knowledge Graphを検索し、関連性の高いエンティティ(人、場所、物、映画、書籍、地元の企業など)の結果を返すAPIだ。現在は、米国内で英語でのみ利用可能だ。
利用例として、「Satya Nadella」を検索すると、米国Microsoft社におけるCEOのエンティティが得ることができる。
また、「restaurants near me」(近くのレストラン)と検索すると、検索した位置情報から近くのレストランの情報を得ることができる(図16)。
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