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EMETからExploit Protectionへの乗り換え案内――Windows 10 バージョン1709の新しいセキュリティ機能企業ユーザーに贈るWindows 10への乗り換え案内(14)(3/3 ページ)

これまで見てきたように、Windows 10には標準でさまざまなセキュリティ機能が組み込まれています。今回は、2018年早々、企業向け(半期チャネル)に配布が始まるWindows 10 Fall Creators Updateで導入された新しいセキュリティ機能「Exploit Protection」を紹介します。

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EMETからWindows 10 Exploit Protectionへの移行

 Windows 10 バージョン1709のExploit Protectionの設定は、Windows PowerShellの「ProcessMitigations」モジュール(標準搭載)が提供するコマンドレットで参照、設定することが可能です。

 EMETからエクスポートしたXMLファイルをExploit Protectionが理解するXML形式に変換して、それを使ってExploit Protectionを設定することも可能です(画面5画面6)。具体的な手順については、以下の公式ドキュメントで説明されています。

画面5
画面5 Windows 10 バージョン1703以前の環境でEMETの設定をXMLファイルにエクスポートする
画面6
画面6 EMETからエクスポートしたXMLファイルをExploit Protectionの形式に変換し、変換後のXMLファイルをExploit Protectionにインポートする

筆者紹介

山市 良(やまいち りょう)

岩手県花巻市在住。Microsoft MVP:Cloud and Datacenter Management(Oct 2008 - Sep 2016)。SIer、IT出版社、中堅企業のシステム管理者を経て、フリーのテクニカルライターに。Microsoft製品、テクノロジーを中心に、IT雑誌、Webサイトへの記事の寄稿、ドキュメント作成、事例取材などを手掛ける。個人ブログは『山市良のえぬなんとかわーるど』。近著は『Windows Server 2016テクノロジ入門−完全版』(日経BP社)。


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