Google Registryが登録管理を行う新gTLD「.app」、ドメインの一般登録が可能に:「覚えやすさ」と「セキュリティ」が目玉
Google Registryが登録管理業務を行う新gTLD「.app」のドメインの一般登録が可能になった。.appドメインを使うことで「セキュリティ対策が施されたサイト」と示すことができる。
Googleは2018年5月14日(米国時間)、Google Registryが登録管理業務を行う新gTLD(分野別トップレベルドメイン)「.app」の一般登録が可能になったと発表した。
.appは2018年5月1日に発表された、アプリケーションやアプリケーション開発者向けのドメインで、セキュリティ対策が施されたサイトのドメインとして管理されている。Googleは、アプリケーションの提供元とそのユーザーにとっての.appドメインのメリットとして、セキュリティを挙げている。.appドメインの特徴は、全ての.app Webサイトについて、HTTPSを必須としていることだ。これは広告マルウェアのブロックやオープンWi-Fiネットワーク上での傍受の防止などに役立つ。
Googleは、モバイルアプリを提供している場合を含めて、独自のドメインを持つことにメリットがあると述べ、その理由を次のように説明している。
「覚えやすい.appドメインを持てば、アプリを見つけてもらったり、アプリについて知ってもらったりしやすい。例えば新しい独自ドメインをランディングページにして、信頼できるダウンロードリンクや、最新情報、インアプリコンテンツのディープリンクなどを提供できる」
Googleは「get.app」サイトを開設し、.appドメインの短い解説や、.appドメインを使用している企業の概要情報とサイトのリンク、希望する.appドメイン名が使えるかどうかのチェック機能を提供するとともに、.appドメインを登録するためのレジストラを選択できるようにしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ドメイン名
- ドメインコントローラーの役割とは
Active Directory環境を構築する場合、必ず作成することになるのが「ドメインコントローラー」だ。今回は、ドメインコントローラーの役割を紹介する。 - Windowsネットワークにおけるユーザー名とドメイン名の指定方法 ―ユーザープリンシパル名(UPN)を利用してログオンする―
ドメイン名(もしくはコンピュータ名)とユーザー名をあわせて指定するには2つの方法がある。1つは、NetBIOSドメイン名(もしくはNetBIOSコンピュータ名)とユーザー名を「\」で結合する方法である。従来のWindowsネットワークとの互換性が高い。Active DirectoryではUPNという表記方法も利用できる。ユーザー名とActive DirectoryのFQDNドメイン名を「@」記号で結合する。ドメイン名指定が使えないアプリケーションにも向く。