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AIとの対話で業務システムをコントロールする「ConcieLink」 TISが提供開始

TISが、AIとの対話を通じて業務システムを操作できる「ConcieLink」の提供を開始した。社内システムやデータベース、クラウドサービスと連携し、スケジュール調整、情報検索、各種申請入力などをAIとの対話で迅速に処理できるという。

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 TISは2018年6月25日、AIとの対話インタフェースでさまざまな業務システムをコントロールできる「ConcieLink(コンシェリンク)」の提供を開始すると発表した。

 ConcieLinkは、社内システムやデータベース、「Microsoft Office 365」や「Google G Suite」などのクラウドサービスなどと連携し、従業員のスケジュール検索・確保、商品や顧客の情報検索、各種申請システムへの入力などの作業を、AIとの対話で処理できるようにするサービス。

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「ConcieLink」の活用イメージ

 ConcieLinkの対話機能は、1つの文書指示で必要な情報(日付、人名など)を読み取り、不足している箇所を聞き返す高度な対話が可能で、業務指示を最小限のステップで実現できるという。

 業務システムやクラウドサービスとの接続には、APIを利用する。接続先のAPIの知識と簡単なJavaの知識があれば、最短1カ月程度で利用可能になるという。テキスト入力だけの統一したユーザーインタフェースが提供されるため、新たなインタフェースの開発やユーザーへの教育も必要ない。

 また、対話を起点に業務を実行できるようにするポータル基盤も用意。このポータル基盤は、ノンプログラミングで対話コマンドを構築できる管理機能や、ユーザー単位のメニューカスタマイズやメッセージ通知機能などを備える。

 TISでは、ConcieLinkを導入することで、システム操作に費やす業務時間を削減し、優先すべき業務に注力できるようになることで、生産性向上につなげられるとしている。

 また、対話インタフェースはモバイルファーストで設計されており、ブラウザ経由でさまざまな業務システムと連携できるため、新たなユーザーインタフェースの開発の必要がなく、モバイルシステム開発の負荷軽減や業務システムのモバイル化推進も可能になるという。

 利用例としては、Office 365カレンダーやGoogleカレンダーと連携した会議の設定、ERP(Enterprise Resources Planning)やスクラッチシステムと連携した商品や販促品などの手配、経費精算システムと連携した各種精算業務、営業日報や顧客情報と連携した営業業務などの効率化を挙げている。

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「ConcieLink」の利用例

 ConcieLinkの提供形態は、クラウド型とサブスクリプション型(オンプレミス)を用意。

 クラウド型は、ConcieLinkへの接続環境を用意するだけで利用でき、簡単にサービスを試行できる3カ月間無償の「Freeプラン」の他、最大リクエスト数と保存データ量に応じた6つの料金体系で提供する。

 サブスクリプション型は、顧客のサーバやクラウドサービスに導入する形態で、1カ月当たりのリクエスト数に応じて、4つの料金体系で提供。導入支援サービスやオンサイト講習などのオプションサービスも用意する。

 価格例(税別)は、クラウド型が最大リクエスト数1万、保存データ量1GBまでの「small.1」プランで月額5万円(最低契約期間が3カ月)。サブスクリプション型が最大リクエスト数10万までの「middle.1」で年額120万円(最低契約期間は1年間)。どちらも初期費用は無料。2018年9月28日まで、クラウド版の年間利用料を1年間無償にするリリース記念キャンペーンを実施する。

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