“LINE WORKS×kintone”連携のチャットbotをノーコーディング作成できる「Joboco」、ジョイゾーが販売開始
ジョイゾーは、ビジネスチャットサービスと業務システムをノーコーディングで連携させ、業務に合わせたチャットbotを容易に作成できるサービス「Joboco」の販売を開始。今回のリリースでは、「LINE WORKS」とサイボウズの「kintone」を連携させたチャットbotを作成できる。
ジョイゾーは2018年11月7日、「LINE WORKS」「Slack」「ChatWork」などのチャットサービスと業務システムをノーコーディングで連携させ、業務用チャットbotを作成できるサービス「Joboco」の販売を開始した。
今回は、ワークスモバイルジャパンのLINE WORKSと、サイボウズの「kintone」との連携を提供する。その他のチャットサービスや業務システムとの連携には、今後、順次対応していく。
同社は、今回の正式販売開始に先立ち、2018年9月5日から、LINE WORKSとkintoneの連携が可能なJoboco β版の無償提供を実施。利用企業によって、既に100を超えるチャットbotが開発されたという。
例えば、ダイワではβ版を利用して、建設現場を管理するチャットbotを40分で開発。同チャットbotは、現場担当者がチャットbotに「現場名」「位置情報」「故事写真」を送信すると、kintoneの「現場報告アプリ」に自動登録される仕組みだ。
Jobocoは、利用できるシナリオ数、会話数などによって、4つのメニューを用意。「スターター」はシナリオ数1、会話数2000までで、価格(以下、税別)は月額2800円(年額3万1900円)。「スタンダード」はシナリオ数10、会話数5000までで月額2万5000円(年額28万5000円)。「プレミアム」はシナリオ数50、会話数1万までで月額6万円(年額68万4000円)。「エンタープライズ」はシナリオ数が無制限、会話数10万までで月額15万円(年額171万円)。プレミアムとエンタープライズは、プッシュ通知機能も備える。購入は、専用サイトで申し込みが必要。購入前に3日間試用できる。
ジョイゾーでは、今後、Jobocoのオンラインコミュニティーを起点に、サポート体制を整えていく計画。使い方マニュアルを発信する他、ユーザー同士で話しながら解決できるフォーラムも用意する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- “LINE WORKS×kintone”の連携で業務に合わせたチャットbotをノンコーディング作成――「Joboco」β版が提供開始
ジョイゾーは、「LINE WORKS」などのビジネスチャットサービスとサイボウズの「kintone」を連携させるチャットbot作成サービス「Joboco」のβ版提供を開始。工事現場や店舗から写真付き報告書をkintoneに登録するなど、現場業務を効率化する独自機能をノンコーディングで実装できる。 - “AIチャットbot”が県民の救急医療相談に対応――埼玉県、NEC開発の「AI救急相談自動応答システム」を2019年7月に開始
埼玉県がAI活用のチャットbotによる「AI救急相談自動応答システム」を2019年7月に本格稼働させる。NECが開発に着手した。文章表現が違っても文意を的確に捉えられるNECのAI技術を活用。急な病気やケガの際の対処方法や医療機関などについて、スマホなどからチャット形式で相談できるようになる。 - 企業はAIに関する取り組みを再考せよ、ガートナーの提言
ガートナー ジャパンは、AIの推進に関する提言を発表した。現場の「改善」を中心としたものから中長期の「戦略」の核へとAI利用のステージを引き上げるべきだとしており、そのためには経営者がリーダーとなる必要があるという。ユーザー自身でAIのスキルを身に付ける必要もある。 - 定額39万円の業務システム開発サービス「システム39」、大阪での開発相談を開始
サイボウズの「kintone」をベースにした来店型のシステム開発サービス「システム39」が、大阪での来店相談を開始した。