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クラウド導入後に「社内LANが重くなった」は約7割、ソニービズネットワークスが調査:解決策はあるのか?
ソニービズネットワークスが実施した、クラウドサービス導入後の社内ネットワークの状況に関するアンケート調査によると、70%以上の企業がクラウドサービスを利用していた。そのうち社内ネットワークがつながりにくくなったなどの課題を持つ企業が7割近くあった。
ソニービズネットワークスは2019年3月27日、企業のネットワーク管理者を対象に実施した、「企業におけるネットワークの状況と対策の調査」の結果を発表した。
それによると、70%以上の企業がクラウドサービスを利用しており、従業員数や拠点数が多い企業ほどクラウドサービスの使用率が高かった。
ただし、クラウドサービスを使用している企業の68.6%が、クラウドサービスの導入後に社内ネットワークが「重くなった」「つながりにくくなった」と感じていた。
アンケート結果を詳しく見てみると、まず、クラウドサービスを使っていると回答した企業は73.5%だった。総務省の「平成29年 通信利用動向調査結果」によると、クラウドサービスを利用している企業の2017年の割合は56.9%であり、クラウドサービスの普及が進んでいることが分かる。
クラウド導入後、社内ネットワークはどう変わったか
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