PowerEdgeサーバで第2世代AMD EPYCに対応した新製品群が発表:「全機種が新世代のシステムボード」
デルとEMCジャパンは2019年9月19日、サーバ「Dell EMC PowerEdge」で、AMDの第2世代EPYCを搭載する新製品群を発表した。全機種が新世代のシステムボードを採用している。
デルとEMCジャパンは2019年9月19日、サーバ「Dell EMC PowerEdge」で、AMDの最新サーバCPU、「AMD EPYC 7002シリーズ」(以下、第2世代EPYC)を搭載する新製品群を発表した。
第2世代EPYCは、AMDが2019年8月に発表したサーバ向けCPU。「Rome」というコード名で開発されてきた。プロセッサは7nmプロセスで製造され、最大64コアを搭載。I/OではPCI Express 4.0に対応する。AMDは同CPUで、高い集約率、処理性能、I/Oパフォーマンス、コスト効率などをアピールしている。第2世代EPYCは、主要パブリッククラウド事業者がこぞって採用していることでも知られる。
今回発表の第2世代EPYC対応製品群で、PowerEdgeシリーズは事実上、新世代に移行する。第2世代EPYCは、システムボードについては下方互換で、第1世代EPYC対応のシステムボードも使える。だがDell EMCは第2世代EPYC搭載サーバの全機種で、同CPUに対応した新設計のシステムボードを搭載する。これにより、第2世代EPYCのメリットを最大限に生かせることが特徴だと強調している。
第2世代EPYC対応サーバ製品群では、PCI 4.0に対応している。また、メザニンカード形式で提供してきたネットワークアダプタ(NIC)は、同社独自の形状から、Open Compute Project(OCP)によるOCP 3.0準拠の形状に移行する。さらに、RAIDコントローラーのPERCでは、NVMeのハードウェアRAIDを実現しようとしている。セキュリティ面では、第2世代EPYCの「Secure Encrypted Virtualization(SEV)」および「Secure Memory Encryption(SME)」に対応している。
一方、管理製品の「Dell EMC OpenManage」では、VMware vCenter、Microsoft Windows Admin Center、ServiceNowとの連携強化を図っている。
2Uで512コアを搭載可能な高密度サーバも
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