MirantisがDocker Enterprise事業を取得、Dockerはデベロッパーワークフローの企業へ
Mirantisは2019年11月13日(米国時間)、DockerからDocker Enterprise事業を買収したと発表した。Dockerはこれと同時に新たな資金調達を実施、デベロッパーワークフローの企業として再起するとしている。
Mirantisは2019年11月13日(米国時間)、DockerからDocker Enterprise事業を買収したと発表した。Dockerはこれと同時に新たな資金調達を実施、デベロッパーワークフローの企業として再起するとしている。
MirantisはDocker Enterpriseを取り込むことで、同社のコンテナ基盤製品ビジネスを拡充する。Docker Enterpriseは、Mirantisが運用を代行するサービスとして提供されることになるという。
Docker Enterpriseに関わってきたDockerの社員もMirantisに移籍する。Dockerは今後、Docker Hub、Docker Desktopを中核に、デベロッパーワークフローを改善する製品・サービスを提供する企業として活動していくという。
Dockerのプレスリリースは、今後の具体的な取り組みについて、次のように説明している。
「具体的には、当社のクラウドサービスを拡張し、開発者がアプリケーションを構築する際に利用すべき技術を容易に見いだせるようにし、構築したアプリケーションをチームメンバーやコミュニティーと容易に共有できるようにし、ローカル、クラウドを問わず、あらゆるKubernetesのエンドポイントで、アプリケーションを円滑に動かせるようにしていく」
MirantisとDockerは、Docker DesktopおよびDocker Hubと、Docker Enterpriseの間の相互運用性を確保すべく、今後も相互協力を進めていくという。また、二社はアップストリーム技術の開発でも、協力していくという。
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