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Red Hatが「OpenShift 4.5」を発表、仮想マシン管理統合は一般提供を開始3ノード構成でエッジ対応

Red Hatは2020年8月17日(米国時間)、「Red Hat OpenShift 4.5」を発表した。この新バージョンでは仮想マシンの統合管理機能、マルチクラウドクラスタ管理機能、3ノード構成への対応などが新しい。

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 Red Hatは2020年8月17日(米国時間)、「Red Hat OpenShift 4.5」の一般提供を開始した。Kubernetesの最新バージョン1.18に対応したOpenShift 4.5では、2020年4月に発表していた仮想マシン管理統合機能、「OpenShift Virtualization」もGA(一般提供開始)となった。当初の発表通り、同機能はOpenShiftに無償で組み込まれて提供される。また、マルチクラウドクラスタ管理機能の一般提供開始、および3ノード構成への対応で、エッジにおけるOpenShiftの利用にも対応する。

 「仮想マシンをいったんRed Hat OpenShiftに移行し、その管理対象に加えてしまえば、将来的にコンテナ化することもできるし、仮想マシンとして稼働し続けることもできる。これにより、ユーザーはコンテナと仮想マシンによるハイブリッドなアプリケーションを開発・提供し、同一の基盤上で、並べて動かすことができる」(Red Hatのプレスリリースより)

 OpenShift 4.5では、「VMware vSphere」上へのインストールの自動化も実現したという。OpenShiftでは、既に「Amazon Web Services」「Microsoft Azure」「Google Cloud Platform」「Red Hat Virtualization」「Red Hat OpenShift Platform」への「プッシュボタンインストール」を実現しているが、vSphereもその対象となる。

 OpenShift 4.5では3ノードのベアメタル構成にも対応した。ワーカーを含まない、効率を高めた小規模構成が可能になるとしている。加えてマルチクラウドクラスタ管理機能「Advanced Cluster Management」の一般提供を開始。これらを併用することで、エッジでのOpenShiftの運用もやりやすくなるとしている。

 開発ツール関連では、次のような発表をしている。

  • CodeReady Workspaces 2.2による開発チームメンバー間の協業の促進
  • BuildpacksとKanikoのサポート(デベロッパープレビュー段階)によるコンテナ構築の選択肢の追加
  • Helm 3.2でWebコンソールを活用した作業の改善
  • アプリケーション作成を支援するCLIツールのOpenShift Do(odo)2を提供
  • Knative servingに基づくOpenShift ServerlessでStimzi、サービスメッシュに対応
  • Tektonに基づくOpenShift PipelinesでGitHub Actions、Microsoft Azure DevOps、Jenkins、GitLabへの対応強化

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