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コンテナ/Kubernetesの脆弱性、機密情報、設定間違いが分かるOSS「Trivy」徹底解説〜もうイメージスキャンだけとは言わせないCloud Nativeチートシート(17)

Kubernetesやクラウドネイティブをより便利に利用する技術やツールの概要、使い方を凝縮して紹介する連載。今回は、コンテナ/Kubernetesの脆弱性、機密情報、設定間違いを診断、検出するOSS「Trivy」を紹介する(最新のv0.56.2含め2024年の情報に合うように更新)。

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 OSパッケージやライブラリ、アプリケーションで発見される脆弱(ぜいじゃく)性は日々増え続けていますが、皆さんのアプリケーション、システムは大丈夫でしょうか?

 日々最新のバージョンに修正して脆弱性を対処していれば問題ありませんが、インターネット上に転がっているサンプルなどを参考して実装した場合、「記事で利用されている古いバージョンをそのまま使用して脆弱性が混入してしまっている」なんてことがあるかもしれません。

 また、本連載でテーマにしているKubernetesでいえば、rootユーザーでコンテナを実行したり、rootファイルシステムを不必要に書き込み可能に設定したりして、「攻撃されやすいコンテナになってしまっている」なんてこともあり得ます。

 Kubernetesやクラウドネイティブをより便利に利用する技術やツールの概要、使い方を凝縮して紹介する本連載「Cloud Nativeチートシート」。今回は、そんなアプリケーションの脆弱性を手軽に検知してくれる「Trivy」を紹介します。

 Trivyは、リリース当初はコンテナイメージの脆弱性スキャンツールというイメージが強かったのですが、パッケージやライブラリ以外の脆弱性もスキャンできるようになっているので、その辺りも含めて紹介します。

Trivyとは

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