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企業が注意すべき、オープンソース活用に共通する6つの注意点とは:脆弱性対応、セキュリティ、ライセンス、ガバナンス
オープンソースは、利用する企業に相応のメリットをもたらす。とはいえ、オープンソースを利用する過程で開発チームが直面する無視できない注意点もある。
オープンソースが企業にもたらす利点には、コストをあまりかけずに機能拡張を通じてソフトウェア機能をカスタマイズできる点がある。だが、オープンソースには周囲に影響を及ぼす問題点もある。オープンソースを社内コードベースに組み込む場合や、オープンソースツールを社内のツールセットの一部として利用する場合は、セキュリティ、プライバシー、管理に関して6つの重要な課題が伴う。
1. オープンソースのセキュリティの脆弱性を管理する
オープンソースソフトウェア(OSS)だからといって、自社専用のクローズドソースソフトウェアよりもセキュリティが甘いとは限らない。ただし、大きな違いの一つとして、ソースコードに脆弱(ぜいじゃく)性が見つかった場合、その情報が開示される可能性が高い点が挙げられる。
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