ニュース
Google、オープンソースの高速で安全な式言語「Common Expression Language」を発表:RPCのルーティングやセキュリティポリシーの定義など、多様な用途に対応
Googleは、パフォーマンスが重視されるアプリケーションにおいて、高速かつポータブルで安全に実行できる汎用の式言語「Common Expression Language」を発表した。
Googleは2024年6月18日(米国時間)、パフォーマンスが重視されるアプリケーションにおいて、高速かつポータブルで安全に実行できる汎用(はんよう)の式言語「Common Expression Language」(CEL)を発表した。
CELは、式の評価に共通のセマンティクスを実装するオープンソースの非チューリング完全言語であり、異なるアプリケーションの相互運用を容易にする。
CELは単独で使用することも、大規模なプロダクトに組み込むこともできる。リモートプロシージャコール(RPC)のルーティングからセキュリティポリシーの定義まで、さまざまなアプリケーションに適している。拡張可能でプラットフォームに依存せず、1回のコンパイル/評価のワークフロー向けに最適化されている。
CELの記述例
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Google、Kubernetes1.29に対応した「Google Kubernetes Engine」の新機能を解説
Googleは「Kubernetes 1.29」に対応した「Google Kubernetes Engine」(GKE)の新機能を解説した。 - AWS、ポリシー言語「Cedar」のSDKをオープンソースで公開
Amazon Web Servicesは、「Amazon Verified Permissions」と「AWS Verified Access」の顧客に使用されるポリシー言語「Cedar」のSDKをオープンソースとしてリリースした。 - JavaScript記述なしでモダンUIを作成できる「htmx」、最新版「htmx 2.0」で何が変わったか
JavaScriptコードを記述せずに、HTMLからモダンブラウザの機能に直接アクセスできるJavaScriptライブラリ「htmx」の最新版「htmx 2.0」が公開された。