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具体的に考えるクラウドエンジニアリングの基本架空事例で学ぶクラウドエンジニアのお仕事(1)(1/2 ページ)

架空サービスの設計から運用までのプロセスを通じて、クラウドエンジニアの仕事を具体的に詳しく紹介する新連載。初回は出発点として、クラウドやクラウドエンジニアの仕事についての基本と、本連載で取り上げる架空事例を紹介します。

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 この連載では、架空のWebサービス「My-Stack Circle」の設計から構築、運用保守までに至るプロセスを通して、クラウドエンジニアの仕事内容や考え方を一つ一つ解説し、クラウドエンジニアリングの基本から応用まで、実例を交えながら深掘りしていきます。

 エンジニア志望者やクラウド初学者、開発エンジニアの中には「クラウドエンジニアって結局どんなことをしているの?」と疑問を持つ方も多いと思いますが、そういった方々の興味や理解が深まるきっかけになれればと思います。

 初回となる今回は、クラウドに関する基本的な知識と、本記事の中で登場するWebサービスについて触れていきます。

クラウドエンジニアとは

 クラウドエンジニアとはインフラエンジニアの一種で、クラウドコンピューティングを駆使してシステム基盤の設計・構築・運用・保守を担うエンジニアを指します。

 今までは自社でサーバを保有し運用するオンプレミスが主流でしたが、クラウドコンピューティングの進化と普及により、近年ではオンプレミスからクラウドへの移行を選択する企業が増加しています。筆者の所属するマイナビでもクラウド移行が進められており、2024年6月をもって内製で提供するインフラは全てクラウドベースとなりました。こういった背景もあり、クラウドの知識を持つエンジニアの需要も高くなっています。

クラウドエンジニアの役割

 前述の通り、クラウドエンジニアの主な役割は、クラウドを用いたシステム基盤の設計・構築・運用保守です。連載の各回で、それぞれを掘り下げていきますので、ここでは軽く触れておきます。

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