プロジェクト管理のデファクト、IT&Eが新製品
2006/2/14
ITエンジニアリング(IT&E)は2月13日、建設やエンジニアリング、システム開発、製品研究開発などの社内プロジェクトの管理を効率化する新ツール「Primavera V5」(日本語版)を販売開始したと発表した。Primavera V5は米Primavera Systemsの製品で、プロジェクト管理ツールのデファクトスタンダードとして世界7万5000社、国内150社が使用しているという。
Primavera V5の特徴は個別のプロジェクト管理はもちろん、企業内のすべてのプロジェクトを一元管理でき、経営者やプロジェクトの統括者がプロジェクトの情報をリアルタイムで確認できること。そのため、プロジェクトのスケジュール遅延やコストの超過を事前に察知でき、プロジェクト失敗や赤字を防止できるという。
Primavera V5では業務統制・アクション統制の機能を強化した。契約管理や変更管理、設計図書管理の一元化が可能になり、内部統制の違反を見つけることができるという。また、プロジェクト初期の段階で、工程で必要なリソースなどを割り出す機能を追加し、プロジェクト計画の全体を早期段階で立案できるようにした。他プロジェクトとのリソースの調整などが容易になるとしている。
価格は組織・プロジェクトの役職に応じたモジュール別。プロジェクトマネージャ用のモジュールの場合、1指名ユーザー当たり28万円から。100人規模で利用する場合の参考価格は、570万円から。
(@IT 垣内郁栄)
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