住友電工、プラットフォーム投資の最小化を目的にXen仮想化を採用

2007/4/13

 ノベルは4月13日、オープンソース仮想化ソフトウェアのXenを統合・サポートする、同社の「SUSE Linux Enterprise Server 10」を用いて、住友電気工業がプラットフォーム・ライフサイクルの延長や効率的なディザスタリカバリ拠点の構築などを行っていると発表した。

 住友電工では信頼性の確保、プラットフォーム投資の最小化を目的にオープンソース・ソフトウェアの活用を推進しており、SUSE Linux Enterprise ServerとXenを採用した。システムはデュアルコア インテルXeonプロセッサーを搭載したハードウェア上で、Xenを統合したSUSE Linux Enterprise Serverを稼働している。仮想環境を実現したことにより、同社はハードウェア構成に依存することなくシステムを維持することができ、データセンターのリソースの効率的利用によって追加的なハードウェア投資を最小化できるようになった。

 さらに兵庫県伊丹市にあるメインのデータセンターから神奈川県横浜市のバックアップセンターに対して、仮想化されたソリューションスタックを必要に応じて移行できるように整備しており、仮想サーバを効率的なディザスタリカバリのバックボーンとして用いている。

[関連リンク]
ノベルの発表資料(英文)
住友電気工業

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