ウィルコム、イントラブログを利用した社内情報共有システムを構築

2007/5/29

 大塚商会と日立製作所 情報・通信グループは5月29日、日立の業務ブログ構築ソフトウェア「BOXERBLOG/iB」などを使って、ウィルコムの社内情報共有システムを共同で構築したと発表した。システムは5月14日から本格的に稼働している。

 ウィルコムのメールサービス保守・運用部門では従来、部内や協業ベンダとのコミュニケーションを電話やメールによって行っていたが、業務効率の改善のため、新たな情報共有システムを検討していた。

 新たに構築されたのはイントラネット上のブログシステムで、ベンダとのやりとりなどがブログ記事として保存されるため、それらがノウハウとして蓄積・閲覧できるようになった。蓄積された情報はファイルサーバなどのドキュメント情報を含めて横断検索が可能なほか、RSSリーダよって新着・更新情報の入手も自動化されている。加えて収集情報に対して評価したり、コメントを共有したりすることで社内ノウハウの有効活用が可能になっている。

 同システムの構築に当たり大塚商会は、サイオステクノロジーのHAクラスタソフトウェア「LifeKeeper」を利用してサーバを冗長化し、Linux OS上に高信頼なシステム環境を実現した。また、ブログシステムには日立のブログ構築ソフト「BOXERBLOG/iB」、RSSリーダと検索エンジンの統合には日立のエンタープライズRSSサーバ「BOXERBLOG/Sonar PLUS」を採用している。

[関連リンク]
日立製作所の発表資料
大塚商会の発表資料
ウィルコム

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