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2011年にアドプション版リリース

ディーバ、連結会計システムのIFRS対応ロードマップ公表

2009/08/12

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 連結会計システム「DivaSystem」を開発・販売するディーバはIFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)に対応するDivaSystemの開発ロードマップを8月6日に発表した。IFRSのアドプションと同時に進んでいるコンバージェンス作業も意識し、開発を進める考えだ。

 ロードマップによると、ディーバは2009年に現行のコンバージェンス作業に対応したDivaSystemの「コンバージェンス版」をリリースする予定。コンバージェンス版では2010年4月以降に開始される事業年度で対応が必要になる「企業結合に関する会計基準」や「セグメント情報等の開示に関する会計基準」などに対応する。

diva01.jpg DivaSystemのIFRS対応ロードマップ(クリックで拡大)

 また、2010年には日本基準とIFRSの両基準の連結財務諸表作成を並行して行うことができる「トライアル版」をリリースする予定。トライアル版ではIFRSの表示部分に先行対応し、日本基準の財務諸表と並行し、IFRSの「財政状態計算書」や「包括利益計算書」などを作成できるようにする。

 IFRSの連結決算処理を、現行の日本基準と同等レベルで自動処理する「アドプション版」は2011年にリリースする計画。IFRSを早期適用する企業や米国会計基準を採用している企業などに対して、IFRSでの連結決算に必要な機能を提供する。

 ディーバはアドプション版のリリース後も、過年度遡及にも対応できるように過去の決算数値を保持したままで、差分の仕訳のみを追加してシステムに格納できる機能の追加や、IFRS自体の制度改正への対応などを行う予定。日本での強制適用(もしくは段階適用)が見込まれる2015年には、さらに進化した連結会計ソリューションを提供するとしている。

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