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テーマ別に会計処理を紹介

欧州のIFRSケーススタディを翻訳し公開、会計士協会

2009/10/01

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 日本公認会計士協会は10月1日、IFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)適用に関して具体的な会計処理や、それに対する規制当局の判断などを詳しくまとめた欧州のケーススタディを翻訳し、Webサイトで公開した。原則主義を採るIFRSの適用で判断に迷う際の参考にできるとしている。

 翻訳して公開したのは「欧州証券規制当局委員会」(CESR)が公開している「執行決定データベース」の抜粋。執行決定データベースは企業が公表したIFRSの財務諸表に関して、欧州の規制当局が調査した結果を掲載している。「子会社の連結」「特別目的会社の連結」などテーマ別に事例を紹介。企業が行った会計処理と、その会計処理に対する規制当局の判断、判断の根拠、企業と規制当局との協議内容などを説明している。

 会計士協会は執行データベースの公開について、「日本においてIFRSのアドプションが現実のものになろうとする時、原則主義のIFRSの具体的適用において困難に直面することが予想される。この場合、先行する欧州の経験に学ぶものは多いと思われる」としている。

(IFRSフォーラム 垣内郁栄)

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