世界の法規制の対応
富士通、製造業向け生産管理ERP「glovia G2」発表
2009/10/21
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富士通と子会社の米グロービア インターナショナルは10月21日、製造業向け生産管理ERP「glovia G2」の販売を始めたと発表した。世界各国の法規制などに対応するコンプライアンス機能が特長の1つという。組立製造業向け生産管理パッケージ「glovia.com V9」をベースに開発した。
glovia G2は製造業企業の生産管理を行うERPで、世界中の拠点ごとに個別に管理している生産、販売、在庫の状況を迅速に把握できるという。経営層、管理層、現場の各環境で利用でき、全世界での生産計画の立案につなげることができる。
コンプライアンス対応機能も強化した。日米のSOX法対応などが機能として組み込まれていて、国ごとの法規制に個別に対応させる必要がないという。また、ユーザーやユーザーグループごとに項目レベルでセキュリティを制御できる「拡張セキュリティマネージャ」機能を搭載。生産管理の業務統制やITシステムの統制に活用できる。
また、アプリケーションの操作性を高めるリッチ・インターネット・アプリケーション(RIA)の機能を強化した。マイクロソフトの技術である「Silverlight 3」を採用し、迅速で分かりやすい情報提供を可能にするという。SaaSのアプリケーションである「Salesforce CRM」との連携機能も搭載し、顧客からの需要の変動をglovia G2内で可視化できるという。
glovia G2は基本システム(1サーバ)が250万円。ユーザーライセンスは10ユーザーで250万円から。2010年1月に出荷を始める。
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