「奉行V ERP」が3段階のロードマップ
“IFRSもおまかせあれぃ”―OBCが対応を発表
2009/12/01
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ERPベンダのオービックビジネスコンサルタント(OBC)は11月30日、中堅企業向けのERPパッケージ「奉行V ERP」のIFRS対応ロードマップを発表した。コンバージェンス対応版、アドプション対応版と会計基準の動きに合わせて製品を対応させていくという。
ERPのIFRS対応は海外ベンダが先行したが、国内ベンダの取り組みも活発になってきた。ディーバやクレオ、電通国際情報サービスなどが相次ぎ、IFRS対応を表明している。
OBCが公表した奉行V ERPのIFRS対応は3段階。まずは2010年3月に現行の会計コンバージェンスに対応した「コンバージェンス対応版」をリリースする。セグメント情報開示や資産除去債務、過年度遡及修正などに対応する予定。包括利益の表示、無形資産(研究開発費)などにも対応するという。
第2弾は2011年の「機能追加版」。IFRSの強制適用を見越して、複数帳簿の対応やIFRS財務諸表の表示、収益認識、リース、借入費用などに対応する。複数の会計基準を適用した場合のシミュレーションを可能にする。
第3弾は「アドプション対応版」で、2012年に金融庁がIFRS強制適用の是非を判断した後にリリースする。その後のIFRSの改定にも対応し、機能追加や修正を行っていく。
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