オラクル、HP、東洋ビジネスエンジニアリングの3社
製造業のIFRS対応を1ボックスで、統合ERP製品が登場
2010/01/18
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日本オラクル、日本ヒューレット・パッカード、東洋ビジネスエンジニアリングは製造業向けのERPソリューションの提供で協業し、IFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)にも対応した統合製品の提供を開始すると1月18日に発表した。
提供する統合製品はERPとハードウェア、運用管理のためのソフトウェア、製造業向けテンプレートを組み合わせた製品。複数のグループ企業で共有して利用できるERPシステムを構築できるという。利用するERPはIFRS対応ができる日本オラクルの「Oracle E-Business Suite R12」(EBS、参考記事:EBS、HyperionユーザーのIFRSガイド)。ハードウェアは日本HPの「HP BladeSystem Matrix」(参考記事:日本HP、統合インフラ「HP BladeSystem Matrix」を発表)。
Matrixはブレードサーバやディスクアレイ、仮想化を含む管理ソフトウェアを1ボックスに収めた製品。仮想化技術に対応したブレードサーバを採用していて、ERPを利用するグループ会社やユーザー数の増加に合わせてサーバを容易に拡張できるという。また、MatrixはEBSを適切に動作させるための技術的な調整を行った上で出荷される予定で、短い期間で導入できると3社は説明している。
製造業向けのテンプレートは東洋ビジネスエンジニアリングが提供する「b−MD」。EBSの財務会計、サプライチェーン管理機能に対して、製造業で必要になる機能や業務モデルを追加したテンプレート。IFRSに対応したマネジメントアプローチや複数帳簿、収益認識についての機能を備えるという。
3社が提供する統合製品の最小構成価格は、ソフトウェアライセンス、ハードウェア、導入支援サービス込みで約2億円。
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