IFRS対応会議が懇談会を設置
非上場企業向けに簡便な会計基準を策定へ
2010/01/22
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財務会計基準機構/企業会計基準委員会(ASBJ)や日本公認会計士協会、日本経済団体連合会、東京証券取引所グループが組織するIFRS対応会議は1月22日、非上場企業向けの会計基準を新たに策定することを念頭に置いた「非上場会社の会計基準に関する懇談会」(仮称)を設置すると発表した。
IFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)や日本基準のコンバージェンス進展など、会計基準は高度化しているが「関係者のニーズが上場企業とは異なり、非上場企業にとってはもっと簡便な基準でも良いのではないかとの意見がある」(ASBJ)。懇談会では非上場企業を規模などによって分類した上で、非上場企業向けの会計基準の在り方を議論。簡素化した会計基準の策定につなげる。ASBJは「例えば時価会計の意味合いが強い会計基準が(非上場の)中小企業に本当に必要かどうかという声がある」と話している。
懇談会はASBJのほかに日本商工会議所、日本税理士会連合会、日本公認会計士協会、日本経済団体連合会などが参加。法務省や金融庁、経済産業省、中小企業庁、東京証券取引所がオブザーバーとして参加する。3月までに第1回の会合を開く予定で、会社法や税法との関係についても整理する。
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