IFRS財務諸表はHTMLまたはXBRLで作成
EDINET提出もIFRS対応へ、金融庁が改正案公表
2010/03/02
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金融庁は3月1日、IFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)の任意適用に対応したEDINET概要書の一部改正案を公表した。IFRSの財務諸表についてはHTMLに加えてXBRLでも受け付ける。
一部改正案についてはパブリックコメントを3月31日まで受け付ける。従来の日本基準での有価証券報告書のEDINET提出は、財務諸表部分をXBRLで提出し、注記や付属明細表についてはHTMLで作成している。
IFRSの任意適用では、この選択肢が増える。日本基準の個別財務諸表については従来と同じでXBRLで作成し、注記や付属明細表はHTMLで提出する。だが、IFRSの連結財務諸表についてはHTMLまたはXBRLでの提出を認める。注記や日本基準とIFRSの調整表についてはHTMLで作成可能。適用初年度に作成する開始財政状態計算書はHTMLかXBRLで提出する。また並行開示時に作成する日本基準の要約連結財務諸表などはHTMLで作成する。
IFRSを任意適用できる条件を満たしながらも連結財務諸表を作成しない企業は、IFRSの個別財務諸表をHTMLまたはXBRLで提出できる。
使用するタクソノミは、IFRSの連結財務諸表、個別財務諸表についてはIASBが公表しているIFRSタクソノミ、日本基準の個別財務諸表は金融庁のEDINETタクソノミを使う。
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