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コンバージェンスもおまかせあれぃ

奉行シリーズがセグメント開示、資産除去債務に対応

2010/03/29

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 オービックビジネスコンサルタント(OBC)は3月25日、同社の中堅企業向けERP「奉行V ERP」シリーズのコンバージェンス対応版を出荷開始したと発表した。セグメント開示と資産除去債務の両会計基準に対応するという。

 OBCは2009年11月にIFRS適用に向けた製品ロードマップを発表していて、今回はその第1弾。「勘定奉行V ERP」では「セグメント情報等の開示に関する会計基準」に対応した。これまでの業務フローを変えずにマネジメントアプローチに則ったセグメント情報の開示が可能という。

 また、固定資産管理システム「固定資産奉行V ERP」では、「資産除去債務に関する会計基準」に対応した。除去費用の割引前将来キャッシュフローや割引率を入力することで、複雑な現在価値の割引計算を自動で行えるという。時間の経過による調整計算を毎期行って、資産計上した除去費用の減価償却を含めた償却費計算も可能。各会計処理プロセスの仕訳を自動で作成する。

 コンバージェンス対応版の「奉行V ERP」シリーズは、対象製品のユーザーであれば、年会費制の保守サポートサービスの範囲内で、追加料金なしで利用できる。

 OBCでは今回の第1弾対応に続き、2011年にはIFRS基準の財務諸表を作成できる「移行期シミュレーション」対応版、2012年にはIFRSの各会計基準に対応した「アドプション」対応版を出荷する予定だ。

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(IFRSフォーラム 垣内郁栄)

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