JBA、日本オラクルと共同
アビタスなど3社がIT部門向けIFRS研修、「予算感が分かる」
2010/04/01
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アビタスとジャパン・ビジネス・アシュアランス(JBA)、日本オラクルの3社は、IT部門のシステムエンジニアを対象としたIFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)の研修サービスを5月に提供開始する。アビタス 代表取締役 三輪豊明氏は「企業の中で経理部門の次にIFRSを学ぶ必要があるのはIT部門。システムへの影響を正確に把握することが、IFRS導入プロジェクトを成功させる重要なポイントだ」と話した。
研修は4月1日に申し込み受付を開始し、5月21日から講義を始める。全6回のコースで、IFRSの概要から会計システムや連結システム、販売・購買システム、固定資産システム、人事給与システム、プロジェクト管理システムなどについて学ぶことができる。研修の運営はアビタスが担当し、JBAがIFRSと会計システムに関する講義を担当。オラクルが業務システムの講義を担当し、講師を派遣する。
講師を務めるJBAのマネージングディレクターで公認会計士の脇一郎氏は、「IFRSプロジェクトにかかわる予算の半分以上はITシステム関連ともいわれる。しかし、その予算を策定するにはIFRSプロジェクトの全体像が分からないといけない」と指摘、研修を受講することで「IFRS適用についての具体的なソリューションの例示を持ち帰ることができる」と話した。
同じく講師を務める日本オラクルのアプリケーション事業統括本部 担当ディレクター 桜本利幸氏は、「研修を受けることで、ここまではパッケージで対応できる、この先はシステム開発が必要などとシステムの利用イメージが分かる。IT対応のための予算も把握することでき、正確な見積もりが可能になる」と説明した。
研修はアビタスの八重洲校で実施。eラーニングでも実施する。料金は1人当たり、全6回で12万6000円。今秋にも同様の研修開催を検討している。
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