ハワイ、グアムに行かなくても
米国公認会計士試験が日本国内で受験可能に、2011年春から
2010/07/16
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米国公認会計士資格の受験が2011年春にも日本国内で可能になることが7月16日、分かった。これまでは米国内でしか受験できず、日本人受験生は試験のために米国内の受験会場に行く必要があった。国内受験が可能になることで、受験生の増加につながる可能性がある。
米国公認会計士資格の試験は米国の各州が実施している。受験要件なども各州によって異なるが、試験内容や合格基準は各州で統一されている。コンピュータベースの試験で、各州にあるプロメトリックセンターに予約して受験する仕組み。
日本では東京、横浜、大阪で受験可能になる見込み。プロメトリックセンターで受験する。出願できる州は受験要件に居住条件がない11州(アラスカ、カリフォルニア、コロラド、グアム、イリノイ、デラウェア、メイン、ニューハンプシャー、ワシントン、バーモント、モンタナ)とみられる。日本では2月、5月、8月、11月に受験できるようだ。2011年の最初の受験がいつになるかは未定だが、5月が有力視されている。
米国公認会計士資格試験では2011年からIFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)についての内容を含むとしている。
米国公認会計士資格試験の国内受験開始は、混迷している日本の公認会計士資格試験の改正議論にも影響を与えそうだ。
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