金融商品会計の調査を実施
金融機関のIFRS適用を支援、日立コンサルが新サービス
2010/07/21
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日立コンサルティングは主に金融機関を対象にしたIFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)の調査分析サービスを開始すると7月16日に発表した。金融機関で問題となる金融商品会計についての調査を提供するのが特徴という。
サービスは「ITインパクト診断ワークショップ」と「IFRS構想策定サービス」の2種。ITインパクト診断ワークショップはIFRS適用で影響を受けるシステムを洗い出すことができるサービス。IFRSについてのトレーニング、金融商品会計のトレーニングのほか、アセスメントツールを使った業務とITシステムの影響分析を行う。サービス期間は最短1カ月で、価格は500万円から。
IFRS構想策定サービスはIFRS適用に向けたロードマップの作成や予算策定を支援するサービス。システムへの影響分析や改善・課題の抽出を行う。金融機関の勘定系システム、情報系システムの構築を行ってきた日立グループのノウハウを生かして、迅速なシステム対応を可能にする計画の策定を支援するという。また、2011年からIFRSを強制適用する韓国のノウハウを日立製作所のグループ企業であるLG日立と共同でとりまとめ、テンプレート化した。サービス期間は3〜4カ月としている。
2015年からのIFRS適用を見越すと、企業規模などによっては2011年からシステム構築を始める必要があるという。同社は2つのサービスで金融機関の2011年度の予算計画策定を支援するとしている。
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