日本企業の海外展開を支援
デロイト トーマツ、買収でERP事業を強化
2010/12/14
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デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)は12月14日、システム開発などを手掛けるアトムコンサルティング&テクノロジーズを買収し、事業を統合したと発表した。事業譲渡は12月1日付。DTCはアトムの買収で、「テクノロジー アドバイザリー サービス」事業を強化する。DTCがM&Aで事業譲渡を受けるのは初めてという。
アトムはERP導入支援サービスを展開し、特に製造業へのソリューション提供や海外ビジネスへの対応力に強みを持っている。アトムのプロジェクトチームは「ERPシステムを極めて短期間で導入することに業界内でも卓越した強みを持つ」(両社)という。アトムの社員数は44人。
DTCは監査法人系のコンサルティングファームで、日本企業の海外展開支援や事業再編などを幅広く手掛けている。アトムを買収することで、「ERP導入を伴う日本企業の海外事業戦略の推進をこれまで以上に迅速に支援できる」としている。DTCは「海外での日本企業に対する経営課題解決支援に付随して発生する ITコンサルティングサービスとそのサービス提供体制をさらに強化するために、今後もM&Aも含めた投資を積極的に行っていく方針」としている。
有限責任監査法人トーマツは東海、関西、九州で活動していたグループの経営コンサルティングファーム3社とDTCを10月に合併させるなど、コンサルティング事業の強化を進めている。
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