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山田辰己氏の後任が決定

IASB新理事に住友商事の鶯地隆継氏

2011/02/28

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 IFRSを策定するIASB(国際会計基準審議会)の監督機関であるIFRS財団は2月25日、住友商事の鶯地(おうち)隆継氏をIASB理事に指名したと発表した。任期は2011年7月1日からの5年間で、その後3年間の延長が可能。

 鶯地氏は現在、住友商事 フィナンシャル・リソーシズグループ長補佐を務めている。IFRS解釈指針委員会(IFRIC)のメンバーでもあり、日本経団連が主催するIFRS導入準備タスク・フォースの事務局長や、ASBJ(企業会計基準委員会)のアドバイザーも務めている。IASB理事の就任に伴い、これらの職務は退任するという。

 鶯地氏はIASB理事就任について「IASBの理事に就任することになり、一組の高品質でグローバルな会計基準の開発というわれわれの壮大なゴールを他の理事と共同で目指せることについてうれしく思う」とコメントしている。

 IASBでは現在、山田辰己氏が理事を務めている。山田氏は6月末に退任する予定で、鶯地氏は後任となる。山田氏もかつて住友商事に所属していた。

(IFRSフォーラム 垣内郁栄)

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