アットマーク・アイティ @IT@IT情報マネジメント@IT自分戦略研究所QA@ITイベントカレンダー  
 
 @IT > Webシステム時代の“帳票”アプリケーションを支える「新ソリューションbiz-Stream v4」
 
@IT[FYI]

 
Webシステム時代の
“帳票”アプリケーションを支える

新ソリューションbiz-Stream v4

  リアルタイムPDFジェネレータが強力な“帳票”インフラに成長

 企業システムにおけるWebへの移行は着実に進行している。従来、メインフレームを主体としてきた基幹系システムも、ここ数年のレガシー・マイグレーションによって、インターネットをベースとしたWebシステムへと主軸を移しつつある。Webシステムの浸透は、なるほど、開発期間の短縮やビジネス変動に対する対応力、そして、長期的な運用コストの削減を実現した。しかし、急速なWeb化が他の一面では新たな課題をもたらしたのも事実である。その1つが“帳票”の世界だ。

 インターネット・システムにおける“帳票”を語る場合、課題となるポイントはいくつか存在するが、本稿で注目したいのは「リアルタイム性」だ。従来のメインフレーム系システムを思い起こしてみていただきたい。メインフレーム系システムでは、“帳票”とは日次/月次のようなバッチ処理でセンター出力されるものであった。しかし、インターネットの世界ではとかくリアルタイム性が要求される。クライアントがサーバに対して直接に印刷指示を行い、手元のプリンタに帳票を出力したい、というニーズは決して珍しいものではない。そして、こうしたリアルタイム性がシステム全体の負荷に与えるインパクトは大きなものだ。アプリケーション本来の処理と帳票出力処理とを同一のサーバで行うのは、安定したパフォーマンス維持の観点からも、もはや現実的ではなくなりつつある。

 そこで登場するのが、本稿で紹介するブレインセラーズ・ドットコムが提供するオンデマンド・リアルタイムPDFジェネレータ「biz-Stream」だ。biz-Streamは2005年5月にv4へとメジャー・バージョンアップし、ますます強力な“帳票”インフラに成長した。本稿では、v4で追加された「ダイレクト印刷機能」「biz-Stream専用サーバ機能」の2機能について紹介することにしよう。

図1 biz-Stream v4のアーキテクチャ図 biz-Stream v4では新たに「ダイレクト印刷機能」「biz-Stream専用サーバ機能」を追加した。

 なお、biz-Streamが提供する基本的な機能については、右の@IT関連記事「帳票ベンダ・インタビュー「帳票でなく、オンデマンド・PDFジェネレータという考え方」」、PR記事「[FYI] WebコンピューティングにおけるPDFの可能性を探る」が詳しい。合わせて参照いただくとよい。

  「ダイレクト印刷機能」で大量印刷に対応

 ダイレクト印刷機能は、Webシステム上で大量の帳票を印刷したいというニーズに応える新機能だ。従来のWebシステムでは、大量帳票を印刷するにもブラウザにいったん帳票をダウンロード(表示)してから、人間があらためて出力指示を行う必要があった。そして、これは(当然のことながら)出力すべき帳票の量が多くなれば、馬鹿にならない工数となる。

 しかし、ダイレクト印刷機能を利用すれば、biz-Streamから直接に出力機器に対して出力要求を出すことができるから、大量印刷も人手を介することなく行えるというわけだ。なお、ダイレクト印刷機能では、クライアントからのリクエストベース、または時刻指定のバッチベースいずれかを選択することができる。

  「専用PDFサーバ」でシステム構成を柔軟に

 従来のbiz-Stream v3は、Javaベースのライブラリを核とする製品だ。つまり、PDF出力機能をアプリケーション・サーバ内で動作するAPI(Application Programing Interface)として提供していた。

biz-Streamの動作原理 biz-Streamは、レイアウト定義情報を処理するXMLパーサと、実際にPDF文書を生成するライブラリとで構成される製品だ。biz-Streamによって生成されたPDF文書はEntrust、VeriSign社証明書や電子署名ソフトMistyGuard Signed PDF Serverにも対応しており、高セキュリティを要求されるシステムでも安心して利用できる。

 しかし、冒頭述べたように、このような「アプリケーション組み込み型」のシステム構成では、帳票の出力要求が大量に発生した時に、必然的にアプリケーション・サーバそのものへの負荷が集中せざるを得ない。その結果、オンライン・アプリケーションのパフォーマンス低下や、最悪、アプリケーションそのものの異常終了を招くこともある。

 そこで、新バージョンv4では、biz-Streamそのものを独立した専用サーバ化することで、帳票機能とアプリケーション本来の機能とを完全に分離したというわけだ。専用サーバ化によって、出力要求の多寡がアプリケーションのパフォーマンスに直結する心配はなくなる。

 また、専用サーバ化にはシステム構成の関連からもアドバンテージがある。というのも、「アプリケーション組み込み型」の構成でアプリケーションへの負荷を分散するには、アプリケーション・サーバそのものを多重化しなければならない。しかし、帳票サーバが独立しているならば、そのような心配はない。アプリケーション・サーバはそのままに、帳票サーバのみを多重化することができるというわけだ。これは、システムの柔軟な構成を可能にするというのみならず、ハードウェア投資の観点からも有利なポイントだ。

biz-Stream専用サーバ機能 biz-StreamサーバのインターフェイスにはHTTP/SOAPを採用した。biz-Streamの従来機能をWebサービス経由で利用することができる。

 なお、biz-Streamの専用サーバ化に伴い、サーバ管理用のWebアプリケーションが提供された点にも注目だ。管理アプリケーションは標準的なJMX(Java Management Extensions)に対応しているので、既存のJMX対応管理アプリケーションからも利用できる。

biz-Streamサーバ管理用のWebアプリケーション画面 biz-Streamサーバの起動/終了や状態監視をGUI画面で確認、操作できる。

 以上、biz-Stream v4の新機能を一言で表すならば、「インターネット時代のリアルタイム性への対応」と言ってよい。インターネット・システムへの移行がますます加速する昨今、特に業務システムに欠かせない帳票印刷――特に大量帳票のリアルタイム印刷への要望は着実に増加しつつある。その要望に応え進化を続けるbiz-Streamに、今後も目が離せない。


提供:ブレインセラーズ・ドットコム株式会社
企画:アイティメディア 営業局
制作:@IT 編集部

掲載内容有効期限:2005年6月9日
 
関連リンク集

ブレインセラーズ・ドットコム
ブレインセラーズ・ドットコム

製品紹介「biz-Stream」

セミナー情報
 
@IT 関連記事

帳票ベンダ・インタビュー「帳票でなく、オンデマンド・PDFジェネレータという考え方」(2005/3/25)

[FYI] 集中管理のメリットを最大化するリッチクライアントソリューション

[FYI] リッチインターネットアプリケーション活用セミナー インターネットアプリケーションにおけるFLASH/PDFの可能性を探る

ブレインセラーズ・ドットコムが教えるPDFのうまい使い方(2002/11/8)

[FYI] WebコンピューティングにおけるPDFの可能性を探る





 
@ITトップ@IT Special インデックス会議室利用規約プライバシーポリシーサイトマップ