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中堅・中小企業のレプリケーション活用物語

第1話 お金をかけずにサーバを二重化!


「大事なシステムにお金をかけられない」「人がいなくてバックアップに手間を掛けられない」――未曾有の不況の中、バックアップについてシステム管理者の方がおっしゃることは皆同じです。これからお話しするのは、レプリケーションという技術を活用し、ユーザーの、そして自分自身の悩みを解決する4人のシステム管理者の物語です。

   

ファイルサーバに障害! そのとき山田は!?

 第1話の舞台は、河越建設という埼玉県の建設会社。この会社の総務部でサーバ管理をしている山田隆男さんが今日の主人公です。

 ある金曜日の昼下がり、山田さんがいつも通りデスクで仕事をしていると、営業部の田丸さんから声を掛けられました。


田丸
 
  山田君、いまファイルサーバ使える?  
   

 
  ファイルサーバですか。どうしたんですか?  
   

山田

田丸
 
  俺のパソコンから共有フォルダが開けなくて、お客さんに出す図面データが取れなくて困ってるんだよね  
   

 
  それは大変ですね……あー、僕のパソコンからも見えませんね。サーバの調子が悪いのかも……確認してきます!  
   

山田

田丸
 
  悪いね。3時のアポだから急ぎで頼むよ!  
   

ということで、とにもかくにもサーバ室に向かった山田さん。問題のファイルサーバはドメインコントローラサーバも兼ねているので、何かあったら大問題です。サーバ室のドアを開け、ラックに収まっているサーバを見ると、アクセス障害の原因はすぐ分かりました。


山田
 
  電源が落ちてる!  
   

 急いで電源ボタンを押してみましたが、反応がありません。コンセントの口を変えても、電源ケーブルを交換しても同じです。どうやら電源ユニットに問題がある様子。サーバの止まったサーバ室でエアコンの音だけが空しく響きます。


山田
 
  メーカーのサポートに電話してみるか。いつもなら3〜4時間で来てくれるけど、田丸さんのアポには間に合いそうにないなぁ。  
   

 結局、サーバメーカーのサポートで電源ユニットを交換して問題は解決したのですが、田丸さんはその週のうちに資料を届けることができませんでした。田丸さん以外にも困っていた人が大勢いたらしく、翌週の部長会議でもその件が取り上げられたようです。山田さんの上司の林家部長が


 
  サーバなんていつかは壊れるものなのに。  
   

林家

とぼやいています。


山田
 
  いつかは壊れるから対策をしておかなければいけないのになぁ。  
   

   

意外に安い!? レプリケーションという選択肢

 折しも、問題のサーバはActive Directoryへの移行のため、ハードウェアごと入れ替える予定になっていました。これを機にサーバ全体を二重化できないか――山田さんの脳裏に1年前の出来事がよぎります。


山田
 
  今回みたいに電源だけが壊れるわけじゃない。去年の冬はディスクが壊れたじゃないか。おかげで僕は休日返上でRAIDのリビルドをしたものさ……温泉旅行をキャンセルしたって、いまだに家族にネチネチ言われるし……。  
   

ということで、山田さんは自身の休日のためにも、林家部長に相談してみます。


山田
 
  今回リプレースするサーバの二重化の件でご相談があるんですけど……。  
   

 
  ああ、その件は俺も考えていたんだ。だけど、アレ高いだろ。  
   

林家

山田
 
  アレ、といいますと?  
   

 
  クラスタだよ。Windowsの機能でできると聞いてタダかと思ったら、共有ディスクがいるとか、エディションを上げろとかいわれて、それだけで予算オーバーだよ。  
   

林家

 予想外の答えにびっくりしましたが、林家部長なりに今回の事件のことを考えてくれていたようです。そこで山田さんは週末に調べておいたレプリケーションを提案します。


山田
 
  確かにクラスタは高いですよね。なので今回ご相談したいのが、レプリケーションを使った二重化です。これなら共有ディスクも不要ですし、WindowsのエディションもStandardで大丈夫です!  
   

 
  そんなのがあるのか?  
   

林家

山田
 
  はい、この図のようにサーバからサーバにデータを複製するので、内蔵ディスクだけでデータの二重化ができます。クラスタよりは切り替えに時間がかかるけど、うちのサーバにはそこまでの可用性は必要ありませんし。  
   

3分で分かる!レプリケーションムービー
http://www.ca.com/Files/Demos/as_replica_3min_227276.wmv

 山田さんの熱のこもった説明に、林家部長も興味を持ってくれた様子です。


 
  よさそうだな。でもサーバの機種はそろえなくていいのか? 2台もあると高いだろう。  
   

林家

山田
 
  機種はそろえなくていいんです。だから、複製サーバは本番より安めのスペックで調達しましょう。もともと普段は使わないサーバですし。それにレプリケーションソフトも、今は10万円を切るものが出ています。  
   

 
  そうか、それなら安く収まりそうだ。ベンダにはもう一度その条件で提案してもらおうか。  
   

林家

山田
 
  はい! かしこまりました!  
   

ということで、レプリケーションを使ったサーバの二重化にGOサインが出ました。各ベンダの提案を受け、河越建設が最終的に採用した構成はこんな形になりました。

 その後、ファイルサーバには1度だけ障害がありましたが、修理の間は皆に複製サーバを使ってもらうことで難を逃れました。山田さんも休日出勤をしなくてすんでひと安心です。

 次回は、災害対策としてレプリケーションを活用した善通寺製麺の事例をご紹介します。お楽しみに。

*この物語はフィクションです。文中で登場する登場人物や団体はすべて架空のものです。

【豆知識】 これ一冊で安心! レプリケーション虎の巻

 河越建設の山田さんが虎の巻にしているのがこの資料。

CA ARCserveR Replication と PRIMERGY でファイルサーバをリモートバックアップ
http://www.ca.com/files/WhitePapers/asr_r125_fujitsu_wp_jp_223319.pdf

 ここにはレプリケーションの運用方法が逐一書いてあります。例えば、本番サーバに障害があった時は、虎の巻を参考に、こんなメールを出して複製サーバへの切り替えを行いました。


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