突然決まった初めてのサーバ導入…。
兼任管理者の不安は山積み

　100名規模のメーカーA社で総務課に籍を置く、佐阿波 始（さあば　はじめ）君。同社には情報システム部門がなく、佐阿波君は総務職の傍らシステム管理者も兼任していました。「システム管理」といっても本格的なシステムを運用しているわけではなく、主な仕事は、社内でファイル共有に利用している古いPCのメンテナンスです。しかし、最近はこのPCの熱暴走などによるトラブルが頻出。ついに社長から「専用のサーバを導入しろ！」との命令が下りました。

佐阿波君：「急にサーバ導入と言われても何から手をつければいいか分からないし、社内に相談できる人もいないし……。そうだ、確かセンパイの会社は去年サーバを導入したって言ってたな。ちょっと相談してみよう！」

　佐阿波君がアテにする“センパイ”とは、大学時代のサークルの先輩、樫国 守（かしこく　まもる）氏です。業種は違えども、やはり中小規模の企業で「兼任のシステム管理者」という同じ境遇にあることから、何かと頼りにしていました。

　翌日さっそく居酒屋で待ち合わせ、樫国氏に改めて話を聞いてみると、現在は3台のサーバを社内で運用中とのことでした。

佐阿波君：「センパイ！ 実はウチも今度サーバを導入することになったんですが……。構築や設定とか難しそうだし、そもそもどんなサーバを選べばいいのか分からなくて困っているんです」

大事な業務データが消えた!?
サーバ自社運用で起こり得る悲劇

樫国氏：「うん、確かにサーバ導入は大変だな。それと……。運用はもっと大変だぞ！」

　そう言って樫国氏が語り始めた体験談は、佐阿波君にとって実にオソロシイものでした。ほどよくアルコールがまわって樫国氏のテンションも上がっていたため、実際は非常に長い話でしたが、要約すると次のような内容です。

• ある日突然、データ共有用のファイルサーバがダウン。障害原因も分からず、結局OSを再インストールして再構築することに。
• 一応バックアップソフトは入れてあったが、リカバリの手順が分からないため専門業者に依頼。なんとかリカバリまで漕ぎ着けたものの、一部のデータは復旧できずに消えてしまった。
• データを完全に復旧できなかった原因としては、樫国氏が“自分なり”の方法でやっていたバックアップの運用にどうもマズイ点があったらしい。

樫国氏：「消えた分のデータを復旧するのに3日間徹夜で入力作業だし、みんなの仕事もストップしてしまうしで、あの時はまったく生きた心地がしなかったな」

　佐阿波君では、そんな状況にとても耐えられそうにありません。さらに、今はサーバ3台を運用しているなんて……。（とてもじゃないけど、センパイの身がもたないんじゃないか？）と、佐阿波君は心配になってしまいました。

樫国氏：「実は、その障害が起きたサーバをリプレースする時にいろいろ調べて、あるサービスを導入したんだよ。おかげでサーバ管理も安心・手間なしでまかせられるようになったから、今は本来の総務の仕事も支障なくできるようになったんだ」

佐阿波君：「センパイ、“あるサービス”って何ですか？ボクにも教えて下さい!!」

　サーバの導入・構築を自社で行うのが難しい。専任のサーバ管理者を置くことができない。──そんな悩みを抱える企業に是非オススメしたいサービスが、リコーの『NETBegin SVパック』です。同サービスでは、サーバの導入構築から保守・運用支援までをパッケージ化して提供。ハードウェアだけでなく、OS、基本ソフトウェアまでサポートします。

　「導入構築」「ヘルプデスク」「定期訪問」「保守・リカバリ」といった包括的なサービスメニューにより、運用負荷を大幅に軽減するとともに、サーバのダウンタイム（復旧時間）短縮および重要データの保護を実現します。

注意：サーバおよびソフトウェアなどの機器製品に ついては別途購入する必要があります 　サーバ設置作業から基本ソフトウェアの導入作業に至るまで、リコーのエンジニアが実施。一連の作業をリコーに任せられるので、実稼働まで手間がかからず、すぐにサーバを活用できるようになります。 ●主なサービス内容 環境設定シート作成 ハードウェアキッティング：日立、富士通、HP、IBM製サーバに対応 Microsoft Windows Server OSのインストール 基本ソフトウェアのインストール：バックアップソフト、UPS（無停電装置）管理ソフト、ウイルス対策ソフト アカウントおよびグループ作成

例えば、「共有フォルダの設定がうまくいかない」などの操作問い合わせにも、専門スタッフがワンストップで対応。フリーダイヤルのヘルプデスクにて疑問をスピーディに解決し、管理の負担を軽減できます。 ●主なサービス内容 障害受付：ハードウェア、OS、基本ソフトウェア 稼働中の支援：OS、基本ソフトウェアの操作や設定変更 障害復旧の支援：電話、リモートサポート システム相談：ハードウェアの追加、変更

リコーのエンジニアが定期的に訪問して、サーバ動作確認・バックアップ状況確認、テープ装置のクリーニングなどを実施。普段分かりにくいサーバの稼働状況をプロの目でチェックし、不安を解消します。 ●主なサービス内容 ●定期点検訪問：年2回/1回 ※メニューにより回数は異なります。 ハードウェア点検：ランプ、異音の有無 ハードディスク空き容量 UPS動作：ランプ、バッテリ容量確認 バックアップソフトウェア：データの有無、最終実施日、ジョブ稼働状況など ウイルス対策ソフトウェア：パターンファイル更新日、有効期限確認

万一の障害発生時には、最寄りのリコーサービス拠点からエンジニアが駆けつけ、ハードウェア修理やOSリカバリ、バックアップからのリストア作業を実施。迅速な復旧作業で、業務の停滞を最小限に抑えます。 ●主なサービス内容 ハードウェア保守：サーバ本体のパーツ交換作業 初期導入状態リカバリ：ハードディスク、OS障害時のOS・基本ソフトウェアの再インストールと基本設定 システム稼働状態リカバリ バックアップデータのリストア

　　NETBegin SVパックの話を聞いて、佐阿波君の不安もかなり解消されてきたようです。心に余裕のできたところで、樫国氏にもう少し具体的な質問をしてみました。

	佐阿波君：「ところで、センパイがサーバ運用で重視していることって何ですか？」
	樫国氏：「いろいろあるけど、一番はやっぱり“データ保護”だね。一度痛い目に遭っているし」

　樫国氏のように、もしサーバで管理・共有していた業務データが消えてしまったら……。業務の停止や、その復旧に要するコストだけでも大変な損失です。さらには、顧客をはじめとした外部への責任問題、社会的な信用失墜など、より深刻な状況に陥るケースもあります。こうした事態を防ぐために必須となるのが、まず“バックアップを確実に行うこと”です。

　NETBegin SVパックでは、バックアップが正常に稼働しているかどうかを定期点検でチェックするため、万一、テープメディアの不具合等でバックアップが途中から失敗していたとしても、それを早期に発見することが可能。いざという時に最新のデータを戻せなくなってしまうような事態を、未然に防ぐことができます。

樫国氏：「定期点検だけでなく、例えば障害発生時には連絡すれば数時間で（※）エンジニアが駆けつけて短時間で復旧してくれるから、復旧作業にかかる手間や時間を大幅に減らすことができるんだ。だから、より確実なデータ保護が担保されるんだよ」

※地域や状況により、エンジニア到着までの時間は異なります。

※上記は参考値。バックアップ環境やシステム構成によって実測値は変化します （クリックで拡大します）

	佐阿波君：「なるほど！ 障害を未然に防ぐこと、障害が起きてしまった時に迅速に復旧させることの両方向で大切なデータを守ることができるのですね。それは心強いなあ」
	樫国氏：「NETBegin SVパックのデータ保護については、もう1つ安心できるポイントがあるんだ。それは『基本ソフトウェア』に含まれるバックアップソフトに、日本はもちろん世界中で豊富な実績を持つ『CA ARCserve Backup』が採用されていることさ」

	佐阿波君：「センパイ、これならボクでもやっていけそうです！ あ、でもこのサービス内容だと、さすがに料金高いですよね。ウチの出せる予算じゃ厳しいかも……」
	樫国氏：「サービス範囲やサーバのクラスによって料金は変わってくるけど、ウチの場合は『導入保守ST』というメニューの5年契約、サーバはエントリークラスで、一括71万1000円（税別）だよ。月額支払いも選べて、それだと毎月1万2300円（初期料金12万6000円、ともに税別）ってところだな」
	佐阿波君：「本当ですか!? それなら予算的にも問題なさそうだなあ。明日さっそく導入申請してみます！」

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