Fusion-ioのクールな技術を
使いこなせ!
2010/09/29
いま、最先端を走るアプリケーション運用のプロが注目する企業がある。Fusion-ioだ。急速に進展する半導体メモリの技術をベースに、ビジネスでの本格活用を可能にするこれまでにない製品を作り上げているのだ。Fusion-ioの製品は、これまでのアプリケーション運用についての考え方を変える可能性を秘めている
“SSDでないSSD”が企業コンピューティングを変える
「Fusion-io(フュージョン アイオー)」。妙にカッコいい響きだ。この米国企業が、コンピュータ業界に大きな波を起こそうとしている。すでに、大規模コンピューティング環境を運営するプロフェッショナル・エンジニアからは、大きな注目を浴びていて、日本最大級のECサイトが多数採用しているほか、多くの著名Webサービス企業が採用を検討しているのだ。
Fusion-ioの主力商品は「Fusion-io ioDrive」と「Fusion-io ioDrive Duo」。NANDベースのフラッシュメモリをボードに実装したものだ。「なんだ、それじゃSSDじゃないか」と思われるかもしれない。
違う。圧倒的に違う。
まず、パフォーマンスが桁違いだ。一般的なSSDもこの点では急速な進化を続けている。PCとの接続インターフェイスもSATA 6Gb/sなどの新たな規格を採用する製品が登場している。しかし、スピードを稼ぎやすいSLC型の最上位レベルでも、読み込み速度が最大250MB/s、書き込み速度は170MB/sといったレベルだ。スピードよりも容量と価格を重視したMLC型では、読み込み速度250MB/s、書き込み速度は70MB/sに落ちてしまうものもある。
読み込み速度最大1.5GB/sという数値の重み
Fusion-io ioDriveとFusion-io ioDrive Duoではどちらも、最小容量のモデルはSLC型、そのほかはMLC型を使っているが、Fusion ioDriveの読み込み速度は735〜770MB/s、書き込み速度は510〜750MB/sだ。Fusion ioDrive Duoに至っては、読み込み速度は1.0〜1.5GB/s、書き込み速度は一律1.5GB/sという数値をたたき出す。
この速度を実現するために、Fusion-ioではさまざまなテクニックを駆使している。その1つはPCI Expressカードという形態の選択にある。Fusion-io ioDriveはPCI-Express x4、Fusion-io ioDrive DuoはPCI-Express x4/x8あるいはPCI Express 2.0 x4でシステムバスに直結する。これにより伝送帯域の確保と伝送遅延の極小化を図っている。ioDrive Duoを並列で使えば、例えば4枚で総読み込み速度6GB/s、IOPSでいえば50万以上を達成することが可能だ。
コンピュータシステムと一体化することで、外付けの記憶媒体には担うことのできない、メインメモリの次の新たな記録階層を実現できる。社内やインターネットサービスのシステムでは、ファイバチャネルやNFSなどのネットワークストレージを利用することが多い。しかしそれよりも大幅に低いコストで、はるかに高いスループットを提供できるというのがFusion-ioの主張だ。
容量も、Fusion-io ioDrive Duoでは1枚で最大1.28TBとなっている。これなら特定アプリケーションの関連データすべてを格納することは十分考えられる。データベースインデックスだけを配置するなどの限定的な使い方でなく、データ全体を置くことも、場合によっては十分可能なのだ。
このように、業務システムやWebサービスにおけるデータ配置の考え方にパラダイムシフトを起こしつつあるFusion-ioの製品を、デルは同社のハイエンドサーバとともにOEM提供。多数のCPUコア、大容量のメモリといった同社サーバの魅力をさらに高めることのできる革新技術として、Fusion-io社とともに推進している。
デルは2010年10月15日、東京・秋葉原のアキバプラザ ホールで、「次世代データセンターソリューションセミナー 〜データベースユーザー必見! 検証結果が証明するI/Oボトルネック解消術とは〜」と題したセミナーを実施する。ここではFusion-ioのCOOが登壇するほか、SQL Server環境の国内検証結果、MySQLのエバンジェリストとして著名な松信氏による検証成果についても直接話を聞くことができる。従来型のアプリケーション運用に限界を感じている人々にとって、必聴のセミナーだ。
セミナーのお知らせ
次世代データセンターソリューションセミナー
データベースユーザー必見!
検証結果が証明するI/Oボトルネック解消術とは
日時 |
2010年10月15日(金) 13:30〜17:15 (受付13:00) |
会場 |
アキバプラザ ホール JR線 秋葉原駅 中央改札口より徒歩2分 |
プログラム |
プログラム一覧を見る |
参加費 |
無料 |
提供:デル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部
掲載内容有効期限:2010年10月15日
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セミナー情報
次世代データセンターソリューションセミナー
データベースユーザー必見!
検証結果が証明するI/Oボトルネック解消術とは
日時 |
2010年10月15日(金) 13:30〜17:15 (受付13:00) |
会場 |
アキバプラザ ホール JR線 秋葉原駅 中央改札口より徒歩2分 |
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無料 |