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@IT > あきこちゃんのサーバ導入記:とてもコンパクトな「HP BladeSystem c3000」の魅力を探る |
――サーバと運用管理について日々勉強中のあきこちゃん。その日頃の勉強熱心さを買われ、所属部署のサーバ導入を担当することとなりました。 さて、いずれにしろ、3台分のサーバの置き場所をどこに作ろうかしら。
あきこちゃん うわ〜、本当に小さい! でも小さくなったということは、いろいろな機能が制限されたり、縮小されてしまっているんじゃないの? 前々回で紹介してくれた16台分のサーバブレードが入るc7000と比べてどうなのかしら? コンパクトなエンクロージャとはいえ、8個のデバイスベイがあるんだ。つまり、最大8台のサーバブレードを搭載できるってことだね。1エンクロージャに最大16CPU/64コアの計算だ。搭載できるブレードは、ハーフハイトサイズのサーバブレードはもちろん、c7000と同様、フルハイトのサーバブレードもOK。プロセッサの種類も、クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサーを搭載した「BL460c」「BL480c」「BL680c」や、デュアルコア AMD Opteron™プロセッサを搭載した「BL465c」「BL685c」といった豊富なラインアップからサーバブレードが選べるんだ。この点もc7000と同じだね。 さらに! SAS/SATA対応のハードディスクドライブを最大6台内蔵できるストレージブレードや、テープブレードも用意している。そして今回、新たなラインアップとして、 サーバブレード間でのストレージの共有やクライアント間でのファイルの共有を可能にするAiOブレードも発表されたんだ。つまり、これらのモジュールはすべてc7000と共通。c7000エンクロージャと同じレベルの高い信頼性と機能性を持っているということだね。c3000はサイズはスモールだけど、機能は“フル”なんだよ。
あきこちゃん c3000はサーバ統合にも使えるのかしら? 私の伯父さんが経営する「プロライアント工業」はたくさんのサーバを使っていて、そのサーバが乱立して管理に困っているみたいなの。確か20台くらいのサーバっていっていたかな。伯父さんにもc3000を勧めてみようかしら。 ペディアくん サーバの大規模な統合をするなら、やはりc7000が最適だね。例えば、c7000は携帯電話会社の100台規模の基幹系システムや500台規模の株式情報のリアルタイム配信システムとしても使われているんだ。「プロライアント工業」のような大きな企業が、数十台、数百台のサーバ統合を行う場合にはベストだね。 対して、c3000は数台程度のサーバを必要とする中小規模システムに最適だよ。導入が容易と言われる タワー型サーバでも、複数台あると管理が大変。最大8台までのサーバ(ブレード)を搭載できるc3000で統合すれば管理がとても簡単になるよ。 「スモールスタート」というのだけど、小さな投資からはじめても、業務の規模が大きくなるのに合わせて、システムも大きくすることができる。c3000は床置きも可能だから19インチラックはもちろん、 標準搭載されているiLOを使えば、サーバごとにモニタやキーボード、マウスを用意する必要がないんだ。つまり、初期投資を最小限に抑えることができるといえる。 もちろん、中小規模のシステムだけでなく、大企業が部門内の複数サーバを統合したり、支社・支店などに設置したり、大規模システムの開発環境としてもc3000は使えるね。
あきこちゃん ところでコンパクトサイズといってもc3000はどのくらい小さいの? ペディアくん 本当に無駄のない美しいレイアウトだよ。エンクロージャの前面は、横幅が48.5センチ、高さが26.5センチ。衣服を収納する衣装ケースサイズってとこかな。わずか0.4平方メートルの設置面積 のエンクロージャに、ハーフハイトのブレード「BL460c」を8台も搭載できるんだ。例えば、タワー型サーバの「HP ProLiant ML350」8台が1台のブレード・エンクロージャに搭載できるのと 同じことだね。ML350を8台並べた場合と、c3000を比較すると63%の省スペースになるよ。これなら遠いサーバルームにサーバを置かなくても、オフィスに設置できるね。
あきこちゃん 本当!タワー型サーバを並べるとなると広いスペースが必要だし、ラック型サーバだとラックを設置するための床の増強や電源周りの配慮も必要と聞いていたから、どうしようかと思っていて。だけどc3000ならブレード型サーバの特徴をうまく生かして、さらに省スペースも実現できるのね。サーバって最初は1台でも、だんだん増えていくということも多いし。ブレード型サーバだったら、将来サーバが増えたときもスペースは新たに必要にならないから、管理も簡単だわ! c3000に心引かれるあきこちゃん。次回はc3000の使いやすさや管理性の良さを学んでみよう。
提供:日本ヒューレット・パッカード 企画:アイティメディア 営業局 制作:@IT編集部 掲載内容有効期限:2007年10月25日 |
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