【＠IT編集部から】初顔合わせです

　今回の企画の挑戦者に決まったayuさんが、日本オラクルのオラクル青山センターを訪問し、Oracle University担当者や日本オラクルの技術者と、今後の学習計画について話し合いました。ayuさんにとっては、今回の企画の関係者との初顔合わせになります。

　ayuさんは現在、あるシステムインテグレーション企業で、顧客のサーバ周りの仕事を担当しています。2011年にはデータベース関連の仕事を担当したいという強い希望があり、今回の応募に至りました。

　しかし12月初めまでは、現在関わっているプロジェクトがピークを迎え、どうにも時間が取れないとのこと。そこで、12月中旬を起点として実質3カ月弱で、ORACLE MASTER Silver資格を2月中に取得することを目標として設定しました。ORACLE MASTER Silverを受験するには、ORACLE MASTER Bronzeの取得が前提になりますので、まずはORACLE MASTER Bronzeを受けることになります。

　ayuさんは、データベース管理ソフトのインストール検証を行うことは時々あるものの、データベースそのものを体系的に勉強したことはないといいます。ORACLE MASTER Bronzeの勉強をしたこともありません。12月に本格的な勉強を開始するまえに、データベースの世界に慣れておくことが役立ちます。

　そのための方法の1つとして、オラクルの導入や提案を支援する相談窓口であるOracle Direct が実施している「Oracle Direct Seminar」が紹介されました。

　これは、無償で受けられる短時間のオンライン・セミナーです。決まった日時に受講する必要がありますが、データベース管理者、開発者、企業の導入担当者などを対象に多様なセッションが開催されています。Oracle Direct Seminarのコンテンツの一部は、「OTN セミナー　オンデマンド コンテンツ」としてアーカイブを見ることができます。これならいつでも、好きなときにパソコン1つで見ることができます。

　さて、BronzeとSilverの試験のための勉強をどうするか。日本オラクルでは、「Oracle Database 11g: 管理ワークショップ I」というデータベース管理者のための研修コースをayuさんに提供しようと考えていました。5日間の座学研修で、本来なら約35万円がかかるものです。これを勧めたところ、ayuさんからは5日間会社を休むことは難しいとの返事。しかし、将来もしGoldを取得したいとなったときには、Gold対象研修コースを受けていることが受験の前提となることもありますし、それ以前の問題として、データベースを把握するためにはこのコースは最適だとOracle Universityでは考えています。そこで、この座学の後半だけは受けてもらい、前半部分はオンラインのコースで代替することにしました。

　「Oracle iLearning」というeラーニングのサービスに、「ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 10g」という科目があります。これなら、Bronzeの受験にもぴったりです。オンライン・コースは自分のペースで学習を進められますし、質問をすることもできます。本格的な学習に入りやすいかもしれません。

　Bronze取得後のSilverを目指した勉強は、座学以外は自分で頑張る必要があります。ayuさんはOracle Universityのインストラクターの人に、定期的に質問できることになりました。

　大まかなスケジュールはこのように決まりましたが、ayuさんは取りあえず目の前の会社の仕事でいっぱいいっぱいの日々。12月初めにはより具体的な学習計画を立てるため、改めて日本オラクルで話し合いをする予定です。