日本の市場にぴったりフィット Windowsサーバ向けシステムリカバリの定番BESR 中小企業向けに10万円切る“ベーシック版”登場 |
システム保護の重要さは分かっているが、なるべくコストと手間をかけたくない――これが多くの中小企業のホンネだろう。そうしたユーザーに朗報がある。Windowsサーバ向けシステムリカバリ製品の定番「Symantec Backup Exec System Recovery」で国内市場に限り、基本機能はそのままに10万円を切る低価格を実現した「ベーシック版」が登場したのだ。これ1つで、システム全体を簡単・確実にバックアップ&リストアできる。 |
復旧にかかる時間は? 本当は重要な“リストア”の作業手順 | ||
シマンテックの「Symantec Backup Exec System Recovery」(以下、BESR)は、Windowsサーバ向けシステムリカバリ製品の代表格である。OS・アプリケーション・データからなるシステム丸ごとを簡単、確実にバックアップし、リストア(復元)できる点が支持を集めてきた。
そのBESRは、2008年10月に発売された最新版「BESR 8.5」において、日本市場に限り、希望小売価格で“9万9000円”の低価格を実現した「ベーシック版」を新投入した。ベーシック版と言っても、上位製品の「サーバ版」と基本機能がほぼ同じ、コストパフォーマンスはかなり高い。なるべくコストをかけずにサーバ資産を守りたい中小企業ユーザーにうってつけだ。なにより、その仕組みは極めてシンプル、特別な知識は不要である。
まず、Windowsサーバ(Windows Server 2008全製品ラインアップまでに対応)へインストールし、ウィザードでバックアップ間隔を設定、保存先ディスク(内蔵・外付けHDD、別サーバ、共有ストレージ)を指定する。これだけで、稼働中のWindowsサーバから、システム全体のディスクイメージが定期的に保存先に転送され、何世代にもわたって保持できる。
BESRでは、“多彩なリストア機能”を標準装備しているのが大きな特長といえる。BESR付属の「リカバリディスク」でリストア先のサーバを起動し、ウィザードで任意の世代のバックアップファイルを選ぶと転送・展開が始まり、保存した時点のシステム状態が、通常は数分という短時間でよみがえる。OS、アプリケーションの再インストール、再設定、データロードなど面倒な作業を完全に省けるわけだ。
図1 システムの再インストールでは復旧には数日から数週間かかる |
リカバリディスクは、Windowsのプリインストール環境「Windows PE」をベースに作成されており、Windowsの立ち上げに必要なドライバなどが確実にそろっており、リストア失敗がまずない。これもWindowsに特化し、高い親和性を持つBESRを利用する利点なのである。
しかも、ハードウェアに依存せずにリストアできる点も見逃せない。元のサーバ機、同じスペックの代替機はもちろんのこと、スペックが異なる別マシンへもリストアできる。リカバリディスクがハードウェアの差異を検知し、リストア時に不足しているドライバを組み込んだり、OSのハードウェア抽象化層を書き換えるからだ。リカバリディスクはカスタマイズにも対応しており、特殊なドライバをバックアップ元から自動取得したり、手動で組み込めるなど、汎用性をより高められるようになっている。
これならば、サーバにハードウェア障害が発生した場合も、当座用意できる古めのマシン、共通の代替機、現行販売している別のサーバなどを活用し急場をしのげる。全く同じスペックの予備機を多く抱えなくてもすむのだ。
バックアップデータのリストア先、場所も種類も問いません | ||
さらにBESRでは、物理サーバのバックアップファイルを仮想サーバ上へとリストアできるだけでなく、その逆も可能である。BESRが双方向のフォーマット変換を行うのだ。従来の「VMware ESX」に加え、BESR 8.5からは「Microsoft Hyper-V」と「Citrix XenServer」のサポートも始まった。現在、この3つの仮想サーバをサポートしているシステムリカバリ製品はBESRだけである。柔軟に展開・削除できる仮想サーバをリストア先として使えれば、ハードウェア使用効率が高まり、コストを抑えられるはずだ。
こうしたBESRの機能を生かせば、障害時のシステムリカバリだけでなく、平常時にも“サーバ移行”ツールとしても役立つはずである。
例えば、マシン切り替え、パッチ適用などの事前テストを行う際、バックアップファイルを新マシンやテスト機へ展開すれば、稼働中のサーバを止めることなく、作業を完遂できる。また、基本となるサーバ構成のディスクイメージを“テンプレート”として活用すれば、サーバ構築ごと逐一、OSや共通アプリケーションをインストール・設定しなくて済む。
図2 バックアップはスペックが異なっていても、仮想環境でもリカバリできる |
一方、事後対処でも最新のシステム状態を確保できる“コールドイメージング”にもBESR 8.5から対応している。これは稼働していないサーバをBESRのリカバリディスクで起動し、そこからシステムのディスクイメージをバックアップするもの。あらかじめBESRをインストールしておかなくてもよく、データ破損などで起動不可能になったサーバに対しても有効である。
このようにBESRは、IT担当者が少ない中小企業こそ、ぜひ活用したいツールである。ベーシック版はサーバ版と違い、増分バックアップに非対応、複数のサーバを集中管理するためのオプションツールが使えないなど、若干の機能制限はあるが、基本機能は十分に享受できる。これだけの機能を有しながら、9万9000円(税別)という価格は非常に魅力的といえるのではないだろうか。
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提供:株式会社シマンテック
企画:アイティメディア 営業本部
制作:@IT 編集部
掲載内容有効期限:2009年3月31日
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Symantec Backup Exec System Recovery 8.5
シマンテック
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