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ラージEの時代が求める帳票ソリューションとは
――ラージEを成功に導く「帳票iソリューション」――
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フォーム設計環境
「Super Visual Formade ver.5」 |
「Super VisualFormade (SVF)」は、帳票設計の開発スピードを極限まで追求する帳票開発ツール。膨大な帳票開発の生産性を劇的に高めるとともに、基幹系システムで運用されるのと同様のフォームデータからWeb環境での本格的な帳票運用を実現する。ラージEでの帳票システムとは、企業帳票を短期に設計開発する環境と設計した帳票をWeb上で運用する配スペックな実行環境の両翼が欠かせない。
●多種多様な帳票伝票の設計を実現
「Super Visual Formade」は、日本の帳票伝票のもつ繊細なレイアウトに対応した精度の確かな設計を行う生産性重視の帳票開発ツールだ。単なるフォームオーバーレイではなく、従来のプログラムで記述するコントロールブレイクをプログラミングレスのまま編集式や計算式、条件式として組み込み、多種多様な帳票表現を可能にする強力なレポートライター機能をもつ。ver.5では、アプリケーション側の処理に依存しない帳票生成を実現する「フォームアプリケーション」として進化した点が大きな特長だ。
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日本の帳票伝票の特性である微細なレイアウトに対応した設計を、ビジュアルな設計ツールで容易に行うことができる(クリックすると拡大します) |
●ネイティブコントロールによる高速印刷と後処理機能
企業内の多様なプリンタ機種に依存しないオープンな独自のドライバを搭載し、レーザプリンタまたはドットインパクトプリンタからスペックに準じたネイティブな高速印刷を実現する。とくに、ver.5ではカラー/モノクロ帳票に両対応し、カラープリンターネイティブドライバーとしてNPDL2(NEC)、LIPSIII,
Canon LIPS IV(キャノン)、ESP/Page(エプソン)、RPDL2(リコー)、PCL5、PRESCRIBE II、CAPPLE、ColorLaserN4(カシオ)、PostScript、LP4410/DocuPrint401(富士ゼロックス)に対応。ドットインパクトプリンタでは201PL(NEC、沖)、ESC/P(各社)に対応。さらにプリンタの後処理機能(ステイプル、パンチ、ソート等)をSVF側で制御する環境をもつ。
●データベースと連携するクエリー機能を実装
SVFは、ODBC、 SQL*Net、 Net8に対応した専用のクエリー設計機能を搭載し、自動的 にデータベースに直接アクセスして、蓄積された印字データを抽出し指定のフォームへ出力できる。とくに、OracleやDB2とのネイティブな接続を可能にしノンプログラミングによるデータベース連携を実現しており、クエリー機能と前述の強力なレポートライター機能と合わせて、基幹システムを支える帳票設計の開発環境を極限まで短期化できるソリューションを提供している。
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データベースからクエリーによって帳票のフォームに必要なデータを抽出。指定のフォームに出力することができる。クエリーはビジュアルに設定できる(クリックすると拡大します) |
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ブラウザからの本格的な帳票出力(1)
「SVF for Web/PDF Java Edition」 |
サーバサイドでの開発は、いまやJ2EEがプラットフォームとしてデファクトスタンダードだ。「SVF for Web/PDF Java Edition」は、Webアプリケーションサーバと連携した本格的な高品位PDF帳票出力を実現する。
●基幹系で運用される帳票のWeb化を実現
「SVF for Web/PDF Java Edition」は、J2EEの環境であれば上位のアプリケーションと連携して独自のテクノロジーによる高性能なPDF帳票を生成するモジュールだ。基幹系システムで必要とされる多様な帳票要件を実行でき、1ジョブあたりの高速処理、マルチスレッド、軽量化、バイトサービング対応など大量トランザクションに耐えうる性能をもつ。またカラー対応のほか、JAN、UPC、EAN、NW7、CODE39、CODE128、ITF、郵政バーコードの出力にも対応する。
●外字の問題を克服し幅広いニーズに対応
「SVF for Web/PDF Java Edition」は、Webシステムの運用上不可欠な人名、社名、地名等、日本語特有の外字表示の扱い対して、クライアント側に外字フォントを用意することなく表示、印刷を可能にするテクノロジーをもつ。これによりECや電子政府、
電子申請における外字問題もクリアすることが可能だ。
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クライアントに外字フォントがなくても外字を実現するPDFの生成が可能だ(クリックすると拡大します) |
●帳票の改ざんや不正な閲覧をふせぐセキュリティ機能を実現
セキュリティ機能として、PDFにセキュリティ機能を搭載し「SVF for Web/PDF Java Edition」で生成されるPDFに対し暗号処理およびセキュリティがかけられる。セキュリティの種類としては「パスワード設定」「閲覧は可能だが印刷は禁止」「文章の変更禁止」「テキストとグラフィックの選択の禁止」「注釈とフォームフィールドの追加と変更の禁止」など、帳票のセキュリティレベルに合せて設定が行える。
●ブラウザを介することのないPDFの印刷に対応
帳票出力の運用上、WebブラウザのAcrobat Readerのプレビューを必要としない要件は基幹業務のなかでは少なくない。「SVF for
Web/PDF Java Edition」の独自のプラグインによってPDF生成した帳票を直接プリンタに印刷することができるほか、複数の接続されたプリンタに対して出力先を指定した印刷を行うことも可能にしている。
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ブラウザからの本格的な帳票出力(2)
「SVF for Web/Print Direct」 |
Web環境で実行する本格的な帳票運用には、PDFによる帳票出力環境だけでなく、バッ チ的な帳票出力、ブラウザからドットプリンタで印字する複写式伝票発行、プレ印刷
された用紙への帳票出力など、PDFだけでは補完しきれない実行環境が必要となる。 「SVF for Web/PrintDirect」は、これまでバックヤードで大量に処理していた基幹系帳票出力の環境をWebへ移行するための第2の方法として、各種プリンタがもっている専用記述コマンドによってWebサーバからダイレクトに印刷を実行するモジュールだ。
プリンタのもつ性能を最大限に活かした運用が可能で、レーザープリンタ、 ドットプリンタを問わずネイティブな印刷ができる。クライアントにいれる軽量プラグインによって印字位置の調整や接続されているプリンタを指定できる。
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SCMにおける指定伝票印刷を実現
「伝票丸 on Web」 |
eロジスティクス、SCM、WebEDI等の仕組みにおいても、仕入先、メーカー、販売店での受発注や見積りや出荷など、日本固有の帳票伝票による業務の流れが不可欠だ。発注書や納品書、売上伝票等、単票あるいは連続帳票のたぐいには、取引先ごとに多種多様な発行形態をもつアプリケーションが必要となる。
「伝票丸 on Web」は、システム開発の短期化をはかるためにリリースされた指定伝票発行をWeb環境下から実行できる専用アプリケーションだ。「SVF
for Web/PrintDirect」をコアのエンジンとして実装し、ノンプログラミングで多様な伝票発行が行える。サーバによる伝票発行の集中管理を実現し、出荷拠点ではクライアント側にコンパクトなプラグインモジュールをインストールするだけで、Webブラウザからの要求でネイティブなドットプリンタへ単票/連帳の出力が実行できる。
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指定伝票の選択画面。「伝票丸 on Web」は、伝票の選択や出力など、伝票出力に関する集中管理をWebブラウザから行うことができる(クリックすると拡大します) |
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XMLからの帳票出力
「Universal Connect/X」 |
Web環境での帳票運用でもう1つ欠かせない要件はXMLへの対応だ。XMLはBtoBのみならず、企業内における既存資産(レガシー)との連携にも今後重要になってくる。XML形式のデータを扱うことができれば、システム連携また企業間連携の各ツールあるいはデータベース、アプリケーション間の連携が容易に実現できる。
●XMLだけでなく既存システムとも連携
「Universal Connect/X」は、XMLデータおよびXML対応のアプリケーションと連携 し、XML形式のデータをSVFで設計した帳票の各項目にマッピング、帳票印刷を行うことができる連携ソフトウェアだ。
XMLへの対応だけでなく、メインフレームやオフコンなどで構築された既存システムとの連携も可能にする。既存システムとはテキストファイルで連携し、SVFによって日本固有の繊細なフォームファイルにマッピングした帳票出力が可能だ。
これらの連携は、すべてノンプログラミングで実現できるのも「Universal Connect/X」の大きな特長の1つだ。
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XMLデータを帳票フォームの項目にマッピング。XML連携によって、アルな設計ツールで容易に行うことができる(クリックすると拡大します) |
●帳票の出力先を自由に指定可能
「Universal Connect/X」の実行エンジンとして、「SVF for Web/PDF Java Edition」と連携することで、PDFとして生成した高品位な帳票を指定の出力環境から印刷できる。
また、PDFを複数のメールアドレスやFAX配信番号に対し自動的にメール配信/FAX配信(他社のFAXサービスとも連携)することも可能で、業務に合わせた帳票運用を実現できる。
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Webからの帳票出力はアウトプットとして「Printing」、「Viewing」、「Filing」と、帳票の用途に応じてさまざまな形態をとることができるようになった。もはや、単なる紙出力という次元を超え、「ドキュメント」として、また企業内、企業間、あるいは業界をまたがる共有すべき「情報」として存在するようになったのは確かだ。そして、帳票をJavaによるオープンな開発環境で実現することは、Webアプリケーションサーバとの連携を可能にし、プラットフォームに依存することない柔軟な仕組みでシステムの短期開発を実現するために、欠かせない要件になったといえる。
Web環境での開発で帳票に直面したならば、帳票出力の実行モジュールの精度と運用に適した出力環境の検証とともに、期待する出力環境を実現するために不可欠な帳票設計の開発環境について、その生産性と多様な帳票要件に合った実行環境との連携を総合的に評価することが望ましい。
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