フレームリレー

Frame Relay / FR

 フレームリレーは、高速で低コストの通信を実現するパケット通信方式の1つ。誤り訂正や再送信手順といった制御を簡略化することで、45Mbpsのパケット高速通信を可能にした。ただし、端末側でこれら制御を実施する機能が必要だ。

 仕様では、相手と固定的に通信を実施するPVC(Permanent Virtual Circuit:相手固定型接続方式)と、通信が必要な場合にのみ接続するSVC(Switched Virtual Circuit:相手選択型接続方式)の2つが定義されているが、実際はPVCのみが採用されている。プロトコルは、HDLCを拡張したLAPF(Link Access Procedure for Frame Relay)が使用されており、データリンク層で動作する。

 フレームリレー対応ルータとフレームリレー網でフレーム転送を行うには、まずルータ間にVC(Virtual Circuit)という仮想通信路を設定する必要がある。VCは、1つの物理回線上に複数設定することができ、その中で通信を行う。

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