RFC

アールエフシー / Request For Comments

 インターネットのさまざまな技術、約束事、コミュニティで共有すべき事柄を記録するための文書データベース。RFCは現在4800を超えており、さまざまなサーバで公開されている。

 インターネットの技術標準化を司るコミュニティであるIETF(Internet Engineering Task Force)は、活動のベースとしてRFCやI-D(Internet Draft)といった文書に基づいて議論を行うシステムを作り上げた。

 標準化への提唱(PS: Proposed Standard)、標準化への草稿(DS: Draft Standard)を経て、IESG(Internet Engineering Steering Group)によって承認されたものが標準(STD: Standard) となる。

 このコミュニティのRFC編集者には、誰でも文書を電子メールで送ることができ、それが公開される。公開されたRFCは、関連のプロジェクトメンバーや個々の専門家によって適切に検討され、コメントが返送される。これがRequest For Commentsという名前の由来である。

 RFCの発行が始まった当初の目的はアイデアや情報を交換することだった。そのため、RFCの内容はインターネットで使用するプロトコル仕様などの技術文書、インターネット運用のガイドラインのほか、調査報告やジョークもある。つまり、RFCのすべてがインターネットの標準というわけではない。

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