Telnet
テルネット / Network Virtual Terminal Emulation Protocol
ネットワーク仮想端末プロトコル。ワークステーションからネットワークホストへ、ローカルと同じようにアクセスできるようにするアプリケーション層のプロトコル。RFC854で定義されている。
ホストシステムが持つさまざまな制御機能のうち、相手確認をするAYT(Are You There)や文字消去のEC(Erase Character)、プロセス中断のIP(Interrupt Process)などの主要機能はTelnetが標準化している。
例えば、システムが突然静かになったのでダウンしたのではないかと確認する場合は、AYTを送信する。このコマンドを受け取ったシステムは、音声信号か視覚信号を返すことで、まだ動作していることを主張する。
オプションコマンドは、DO、DONT、WILL、WONTの4つ。受信側にあるオプションを実行させたい場合はDOを送る。受信側は、肯定ならばWILL、否定ならばWONTの応答を返す。送信側があるオプションを実行したい場合はWILLを送る。受信側の応答は、肯定ならばDO、否定ならばDONTとなる。
例えば、受信側にオプションABCを実行させたい場合、「DO ABC」と送信する。受信側は、このオプションを実行するなら「WILL ABC」、実行しないならば「WONT ABC」と応答する。
Master of IP Network フォーラム 新着記事
- 完全HTTPS化のメリットと極意を大規模Webサービス――ピクシブ、クックパッド、ヤフーの事例から探る (2017/7/13)
2017年6月21日、ピクシブのオフィスで、同社主催の「大規模HTTPS導入Night」が開催された。大規模Webサービスで完全HTTPS化を行うに当たっての技術的、および非技術的な悩みや成果をテーマに、ヤフー、クックパッド、ピクシブの3社が、それぞれの事例について語り合った - ソラコムは、あなたの気が付かないうちに、少しずつ「次」へ進んでいる (2017/7/6)
ソラコムは、「トランスポート技術への非依存」度を高めている。当初はIoT用格安SIMというイメージもあったが、徐々に脱皮しようとしている。パブリッククラウドと同様、付加サービスでユーザーをつかんでいるからだ - Cisco SystemsのIntent-based Networkingは、どうネットワークエンジニアの仕事を変えるか (2017/7/4)
Cisco Systemsは2017年6月、同社イベントCisco Live 2017で、「THE NETWORK. INTUITIVE.」あるいは「Intent-based Networking」といった言葉を使い、ネットワークの構築・運用、そしてネットワークエンジニアの仕事を変えていくと説明した。これはどういうことなのだろうか - ifconfig 〜(IP)ネットワーク環境の確認/設定を行う (2017/7/3)
ifconfigは、LinuxやmacOSなど、主にUNIX系OSで用いるネットワーク環境の状態確認、設定のためのコマンドだ。IPアドレスやサブネットマスク、ブロードキャストアドレスなどの基本的な設定ができる他、イーサネットフレームの最大転送サイズ(MTU)の変更や、VLAN疑似デバイスの作成も可能だ。
|
|