最新の「Hyper-V」をプライベートクラウド事業拡大の追い風にWindows Server 2012 パートナーインタビュー

横河レンタ・リースでは、プライベートクラウドを実現する統合化・仮想化プラットフォーム「FlexOperations」の販売に拍車をかけている。日本ヒューレット・パッカードの統合インフラソリューション「HP CloudSystem Matrix」を中核に据えた、プライベートクラウド基盤「FlexOperations」の特徴と、そのWindows Server 2012への対応について担当者に聞いた。

» 2012年10月22日 10時00分 公開
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プライベートクラウド基盤に必要な機能をワンストップで提供する「FlexOperations」

 横河レンタ・リースでは、プライベートクラウドを実現する統合化・仮想化プラットフォーム「FlexOperations」の販売に拍車をかけている。

 「FlexOperations」は、日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)の統合インフラソリューション「HP CloudSystem Matrix」を中核に据えたプライベートクラウド基盤。通常のハードウェア、ソフトウェアの組み合わせを超え、統合・仮想化アセスメントからシステムインフラ設計支援、構築・導入(バックアップ機能を含む)、システムサポート窓口一元化までをトータルに、スピーディに提供し、安定したプライベートクラウド基盤を実現する。

「FlexOperations」

 特に、同社が独自開発したバックアップ機能は、システム変更に合わせてバックアップ環境も自動的に追従する仕組みを実装。柔軟なバックアップ環境を実現することで、プライベートクラウド環境でありながら、基幹システムの運用にも耐え得る信頼性を担保しているのが大きな特徴だ。

 「『FlexOperations』は、2010年8月に販売を開始したが、それ以前から自社内で構築・導入を開始し、実運用してきた蓄積がある。この経験から得られたノウハウと、同社がITインフラベンダとして長年培ってきたエンジニアリング力の結晶として、プライベートクラウド基盤構築のベストプラクティス『FlexOperations』を提供している」と話すのは、横河レンタ・リース システム事業本部エンジニアリング事業部 事業推進グループ グループリーダーの松尾太輔氏。

 これにより、企業は、ビジネスの俊敏性、柔軟性、信頼性の向上と、ITシステム運用コストの最適化を同時実現できるという。実際に同社では、複雑化した従来型の全社基幹系・情報系システムをプライベートクラウド基盤にリプレイスしたことで、年間保守費用を43%削減、年間運用工数を67%削減できるとしている。

 また、「FlexOperations」では、システム規模に応じて、幅広いラインアップを揃えているのもポイントだ。小・中規模向けの省スペース・省電力・低価格モデル「FlexOperations F20」、スモールスタートから大規模統合までスケールアウト拡張可能なモデル「FlexOperations F30」、自社基幹システムのリプレイス導入から生み出されたハイエンドモデル「FlexOperations F50」の3モデルを用意し、企業の規模・環境・用途に合わせて最適な形で導入することが可能となっている。

「FlexOperations」のWindows Server 2012への対応状況は?

 そして、この「FlexOperations」を支える仮想化ソフトウェアとして重要な役割を担っているのが、Windows Serverの仮想化技術「Hyper-V」である。先ごろ正式リリースされた最新版「Windows Server 2012」では、「Hyper-V」の機能が大幅に強化されており、横河レンタ・リースとしても、「FlexOperations」のさらなる仮想化機能の向上に期待を高めている。

 「Windows Server 2012」への対応状況について松尾氏は、「『FlexOperations』での『Windows Server 2012』の動作検証はすでに完了しており、最新版の管理ソフトウェア『System Center Virtual Machine Manager』が問題なく動作することを確認している」という。

 また、独自機能として提供しているバックアップ環境の自動追従機能についても、最新の「Hyper-V」環境での動作検証を終えており、「Windows Server 2012」への対応は万全であることを強調していた。

注目のWindows Server 2012の機能は「Hyper-V Replica」とクラスタ構成を組むことなくライブマイグレーションできること

横河レンタ・リース システム事業本部エンジニアリング事業部 事業推進グループ グループリーダー 松尾太輔氏

 今回、多くの新機能が追加された「Hyper-V」だが、その中でも特に松尾氏が注目しているのが「Hyper-V Replica」だという。「Hyper-V Replica」は、仮想マシンのレプリケーションを、遠隔地のサーバ上に定期的に自動作成する機能。「この機能を活用することで、中小規模の仮想化環境でも、大きな投資をせずに、BCP/DR対策を容易に行える。今後、『FlexOperations』のバックアップ機能と『Hyper-V Replica』を連携させることを計画しており、年内をめどに連携機能を提供したい」と、意欲を見せる。

 「また、今回の『Hyper-V』では、クラスタ構成を組むことなく、ライブマイグレーションを行えるようになったことも見逃せない機能強化ポイントだ。特に、中小企業にとってクラスタ構成を構築するのはハードルが高く、『Hyper-V』を利用する際の足枷になっていたのも事実。『Windows Server 2012』で機能強化された『Hyper-V』によって、仮想化導入、ひいてはプライベートクラウド構築への動きが本格化してくるはず」と、「Windows Server 2012」の追い風に乗って、「FlexOperations」のビジネスをさらに加速させていく考えを示した。

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提供:横河レンタ・リース株式会社/日本マイクロソフト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2012年11月21日

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