ティーケーネットサービスは、新潟県の地元企業を中心にシステムインテグレーションやコンサルティング、ITサポートを手掛けるITベンダ。特にITのインフラ部分である、「サーバ」や「ネットワーク」の構築・コンサルティングに強みを持つ。
2009年の創業以来、特にマイクロソフトの最新テクノロジを積極的に取り込み、他社に先駆けてソリューション化。これが同社最大のウリとなっている。このような積極的な姿勢により、マイクロソフトの優れたパートナー企業に贈られる「マイクロソフト パートナー オブ ザ イヤー」を2年連続で受賞する結果に至っている。
ティーケーネットサービス 代表取締役の武田勇人氏は、「当社が基本理念として揚げているのが、ITのポテンシャルを最大限引き出し、なおかつ中堅・中小企業のお客さまにも導入しやすい価格帯でソリューションを提供することです。それを実現するために、当社ではすべてのスタッフがマイクロソフト認定技術資格の最上位資格を取得しており、全員が『コンサルタント』として、営業職と技術者を兼任しています。このため、お客さまからの技術的な質問から提案・見積もりまで、一気通貫に行えるのです。お客さまは、窓口が一本化するほか、迅速に話が進み、営業コストの削減にもつながります。この点が当社の差別化ポイントですね」と同社の強みを説明する。
同社で特徴的なのが、定期的なイベント開催による提案活動だ。具体的には、「ソリューションダイジェストデモセミナー」と題したイベントを定期的に開催。デモセミナーと銘打つだけあって、Windows 8やWindows Server 2012、Office 365などの最新技術をデモ中心に3時間にわたって実演する。
「“百聞は一見に如かず”を実践して、スライドで説明せずに実際の利用シーンを見て、感じて頂くことを中心にした構成です。お客さまからは、スライド中心のセミナーよりもイメージが湧きやすいと好評価を頂いていますね。幅広いテーマを取り扱っているので、どんなお客さまでも、必ず1つは関心のある商品を見つけて頂いている点も、開催者としては参加して頂いた意義があるので、ありがたいですね」と武田氏は説明する。
同社では、このセミナーをきっかけに興味を持った顧客に対し、さらに具体的な提案を実施。実際の導入案件にもつながっている。
「セミナーに来場した方から新しいお客さまを紹介して頂いて、そのお客さまの会議室などでミニ版のデモセミナーをやることもあります。その場合は、さらにデモ実演要素に絞り込み、1時間程度で最新機能を紹介しますね。このように、輪が広がっていく点もありがたい点です」(同氏)。
確かな技術力を背景に、独自の提案活動で事業を拡大している同社。クラウド型クライアント統合システム管理サービス「Windows Intune」や、サーバ「Windows Server 2008 R2」や「Windows Server 2012」などの導入で実績を積んでいる。中でも、昨今需要が急拡大している物の1つが、「VDI(Virtual Desktop Infrastructure)」を活用した事例だ。
2014年4月8日にWindows XPのサポートが終了となる。しかし、中堅中小企業では“どうしてもWindows XPでしか動かない基幹システム”や、“バージョンアップしていない業務用パッケージソフト”が存在する。これらの基幹システムを今後1年間で改修し、Windows 8やWindows 7で動くようにするのは現実的ではない。そこで、注目されているのが、VDI上にWindows XPを保持しておく方法だ。
武田氏は、「大企業であれば、基幹システムのリプレースで根本解決を図るのかもしれませんが、中堅企業の場合、コストの問題もあって、基幹システムのリプレースは難しいのが現状です。しかし、現実問題として残り1年を切っているため、困っている企業からの相談が急増しています。それであれば、どうしても必要なマシンだけでも、VDIを使ってWindows XPを保持する方法を提案しています。少し余裕のある企業の場合は、このタイミングですべてのクライアントPCをVDI化したり、Windows 8へ移行したりするケースもあります」と現状を説明する。
VDI需要の伸びと並んで同社が注力しているのが“クラウドサービス”、特に「Office 365」だ。
同社ではクライアント企業に中堅・中小企業が多いことから、これらの企業ニーズに合わせてクラウドに注目してきた。そして、Office 365登場時には真っ先に取り扱いを開始したと言う。
武田氏は、「スマートフォンやタブレット端末の普及にも伴って、『スマホでメールを見たい』や『いつでもどこからでも社内のファイルを参照したい』といったニーズは、中堅・中小企業でも着実に大きくなってきています。また、クラウドがバズワードとして多くの人に広がったことから、『イニシャルコストも安いらしいから、試しにクラウドを入れてみたいんだよ』という声も増えています。とはいえ、何でもすぐにクラウドへ移行できるわけではありません。現在利用しているOSや、Officeのバージョンへの配慮が必要です。当社では、Office 365でもすでに多くの導入実績を持っていますので、それらのノウハウを生かしつつ、お客さまに最適なクラウドサービスの提供を目指しています。また、中堅・中小企業ではコストの問題は特に重要な問題です。コスト面からIT活用が進まない企業も多いのです。そのような企業により廉価で即効性に優れたソリューションを提供できるのがクラウドサービスです。もはや、中堅・中小企業にとってクラウドは必須と言えるでしょう。当社の強みである、マイクロソフトの最新テクノロジを活用しながら、これらの中堅・中小企業のニーズを確実に受け止め、よりお客さまに喜ばれる最先端のクラウドソリューションを提供していきたいですね」と語り、今後の方向性を熱く示した。
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